先日も紹介させてもらったWossnerピストンですが、丁度ワイセコのピストンがあったので比較してみようと思います。
ワイセコの方が少し背が高いです。
ピンハイトはもちろん同じです。
ピストンピン部分がZ以降の高年車両でよくみられる構造となっています。
ピンの支持剛性の向上をねらっているのでしょう。
スカート部の形状と長さが違います。
Wossnerの方はモリブデンコートが施されています。
組立直後の初期馴染みをよくするほか、始動直後ピストンが膨張する前、スカート部がシリンダー壁を叩くために起こる音や、摩耗を防止する効果があります。
裏面の造りもWossnerの方が、肉抜きされているようです。
同サイズの物があれば重さも計ってみたかったのですが、それは後日計ってみようと思います。
Wossner
ワイセコピストン
ピストンピン部の潤滑方式が違います。
Wossnerは、ピン穴にわずかなザグリを入れることで、コンロット側からのオイルがピンを伝って流れ込むようになっています。
ワイセコはよくみられるホール方式です。
MTCピストンもあったので並べてみました。
並べてみてみると、メーカーによって色々な考えで作られているのがよくわかります。
今回取り扱うこととなったWossnerピストン(φ69.44 φ70.44)はロングライフ向けの仕様となっています。
興味のある方は、連絡お待ちしております。