既に2台のRCMを所有していたオーナーがずっと気にしていたマシン、Z1-R。3台目増車と言う案も検討した 様であったが、より力の入った特別な一台を造りたい想いから所有していた2台を売却。このRCM－467を オーダーメイド製作するに至った。最初に目に映る印象強いシングルシートはオーナー拘りのルックスである。

セパレートハンドルも同様で、このマシンのコンセプトがこのフォルムにあると言えるだろう。純正カラーで仕上げ られた出で立ちからZ1-Rである事が一目でわかる仕様だが、施されたメニューは内容色濃く多数におよぶ。 フレーム後部をワンオフでアルミシートレール化し、軽量化を果たすと同時にシングルシートをフィッティング。 17インチホイールシャシー化された足回りも、チョイスされたパーツは全て世界トップメーカー品で構築する等 一切の妥協がない。エンジン・吸排気・点火系の出力パッケージにおいても扱いやすさプラスアルファーの パワー&トルクを追求。ツーリングや高速クルージングでの使い勝手はもちろん、何よりもワインディング走行を 楽しめる仕様として造り込まれている。

もう一つ大切なのが所有感であるが、そこはRCMらしくビジュアル面に おいても満喫できる完成度であろう。普段乗らない時はレーシングスタンドで起立させ、洗車やメンテナンスを 楽しんで行える。そんなマシンと共有できる時間を持てる事はRCMオーナーにとって至極の瞬間であると感じる。 走りのステージは当然の事ながら、その他の満足感をも満たす事が出来るマシンとして製作された一台である。