台湾の台北市に在るCHMOTOは、これまでも3台のRCMを台湾に輸入して来た存在。RCMの台湾販売代理店として 活動してくれており、RCM納車後の整備事業所としても高い水準の技術を持つ業者である。そんなCHMOTOが、4台目と なるRCMとして選んだのが、このRCM－353 Z1-R。オーナーは台北在住のデザイナーで、CHMOTOの代表 陳氏とは 深い友人関係でもある。

そんなオーナーが拘ったのは何と言っても外装のカラーリングで、このカラーリングデザインは オーナー自らによるものだ。独特の感性が前面に出たこのデザイン、オーナーのセンスを垣間見て取れるとも言えるだろう。 またシングルシート装着やシートレール造り直しに始まる、車体のアップグレードも軽視は出来ない。今現在 最高の品質と 思える世界中のレーシングシャシーパーツを中心に、RCMのコースメニューを施行。セパレートハンドル化した その方向性は あくまでもスポーツライディング施行だ。

今回の車輌も含めて台湾には4台のRCMが上陸している。台北郊外には、気持ちよく 走れるワインディングロードが在ると聞く。台湾のロードを心置きなく走れるマシンとして、このRCM－353は製作された。 異国の地でも気持ちよく走って貰える、そんな仕上がりの一台である。