このRCM－447はRCMクラフトマンシップとして製作された一台。元々セパレートハンドル仕様で 完成していた車両であったが、オーナーリクエストによりアップハンドルに変更されたものである。

オリジナルフレーム補強STAGE‐Ⅱを施されたフレームにマッチングさせたのは17インチホイール シャシーで、前後OHLINSサスにO・Zレーシングホイール、Bremboブレーキシステムと、足回りに 採用されたパーツに妥協はない。エンジンはフルオーバーホールと各部対策を中心にしたメニューだが ヴォスナー製1mmオーバーサイズ φ67ピストンを用いており、10.8と圧縮比アップを図った事から トルク&レスポンス共に向上したエンジンフィールを実現している。

吸排気系のアップデートも加わり ノーマルとは比較できないほどのスポーツ性能を得ているが、あくまでもコンセプトは扱いやすさ! それもステージを選ばないオールラウンド性を目指したもので、様々な用途で期待に応えてくれる、 カスタムの良し悪しはバランスが大事と言うテーマを満たした、そんなRCM Z‐1である。