ここ数年で数が激減し、完全に希少車となってしまった Z-1。4～5年前に比べると価格は格段に高騰し、 今ではベース車輌を手に入れる事だけでも厳しい状況である。そんなご時世なだけに、オーダーメイドで Z-1のRCMを製作するのは大変な事である。

このRCM－342はリーズナブルな販売価格で提供している RCMクラフトマンシップ車輌として製作されていたが、完成率90％前後の段階で現オーナーの目に 留まり、先行で売約を頂いたもの。そして、そこからオーナー流アップグレードが加わったものである。フルチタンEXを 皮切りに、点火系もASウオタニSP-Ⅱに変更。程度良いものを使っているとは言え 唯一純正流用だった 中古ホイールは、O・Zレーシング最新の製品である、GASS RS-Aに変更。また外装カラーに関しても、 未塗装の新品外装をオーナーの好きなカラーリングにすると言う形で、仕上げられている。

17インチシャシーとして、フレームと足回りを そのコンセプト通りに製作されていた最中、要所を自分好みに アレンジして完成をさせる。このやり方こそが今、最もコストパフオーマンスに優れたマシンを手に入れられる 最善の選択であり、事実このRCM－342は、それだけ充実したマシンに仕上がっていると言える。