フレーム補強STAGE-Ⅱ・ワイドレイダウン加工など、17インチホイール化に伴って、大掛かりな、 加工が施された、Z-1。この シリアルナンバー RCM-313は、台湾からオーダーメイド依頼された 輸出RCMであり、同じく以前製作し台湾へ輸出されたRCM-275に続く、2台目の車輌である。

エンジンスペックは耐久性への配慮から、純正オーバーサイズピストンを用いたライフ重視の仕様だが、 シャシーに関しては妥協を許さない仕様となっている。ブレーキ系統の部品やエキゾーストなど、採用された 部品に オーナーの強い拘りが伺える為、高価なレーシングパーツ群に つい目が行きがではあるが、 細部に施された精密な加工は、RCMに相応しきクオリティーを注がれており、高い完成度を求めて造り込まれた 一台である事がわかる。

これまで製作された数百台にものぼるRCM・・それらのノウハウと技術を持って、 基本的な造り込みをきっちりと完成させる。更に部品のグレードや外観的なデザインにまで拘った、 言わば、模範的なRCMと言える一台である。