旧車と呼ばれて久しい、GPz900R Ninja・・ 比較的程度の良い高年式車両は市場でのタマ数も少なく、
価格上昇の一途を辿っている。また 旧年式に該当するA‐1~A‐6においては 数はあるものの、いわゆる
対策部品と呼ばれる部分の充実度が低かったり、車体の経年劣化が著しかったりする為、現在Ninjaは
購入難易度が増々高くなりつつあると言える。
そんなNinjaを 新車販売当時のコンディションに より近づけ、
更に独自のカスタムを施したコンプリートパッケージが、Ninja スポーツパッケージ TYPE‐S&Rである。
やや控えめなTYPE‐Sを更に進化させた形態がTYPE‐Rであり、このRCM-305は そのTYPE‐Rに
該当する。
コンセプトはNinjaが持つ良質な素性を大きく損なう事なく、それでいながら現行ハイスペック
17インチタイヤを前提にした、スポーツライディング指向のシャシーチューンングを高水準に施す事。
あくまでバランス重視・・ Ninja本来が持つハンドリングを、現在の域に近づけるべく マッチングさせて行く
感覚を大事にしながら仕上ている。
もちろん 車体各部のレストアも忘れない。完成度と存在感 どちらも
犠牲にする事無く、ハイレベルに造り込まれたコンプリートパッケージである。
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