近年、複数台RCMを所有するオーナーは多くなってきているがこのマシンのオーナーは RCM-540　Ninja　スポーツパッケージTYPE-R RCMクラフトマンシップで再版された　RCM-376　KZ900の2台をすでに所有して おり、そこに今回のこのRCM-596　KZ1000MK-Ⅱを増車した。

製作サイドからは気に入って頂ける事の裏付けでもありオーナーと又、拘りの一台を 製作出来ることは大変、嬉しい事である。 車両製作時にオーナーと入念な打合せを繰り返し作り上げたマシンの車体はRCM十八番の ST－Ⅱフレーム補強17インチホイールシャーシコースそれを前提に最高峰メーカーである OZレーシング製ホイールに始まりOHLINS製サスペンション、イタリアブレンボ製ブレーキと一流品に拘った。 それらを繋げるスイングアーム&ステムにはRCM専用SCULPTURE製を用いている。

エンジンの方はRCMオーナーである経験を活かしながら各所に対策パーツを多用に採用し、 ピストンボアは73、ハイカム&ビックバルブ化に伴いインナーシム&バルブスプリン グレート選定&ツインプラグ、パムスジェネレーターコンバートキットと採用し、マフラーは ナイトロレーシング製チタンメガフォンEXとしてFCRキャブレターと相まって ハイレスポンス+トルクフルなエンジンパワーを実現。それらの動力を伝達しているのは 6速クロス+EVOシステムだ。伴って油温も上昇する事から対策としてトロコイル式 ハイプレッシャーオイルポンプを採用している。

好きな機種をベースに拘りのカスタマイズでオーダーメイドし制作過程において入念な 打合せにて作り上げた実に贅沢な1台である。