発色鮮やかなキャンディブルーを基調に製作されたRCM－395 MK‐Ⅱ。オーナーはRCMー356 GPz1100を既に所有されている方で、このRCM－395は2台目となるRCMである。

以前からMK‐Ⅱに 憧れていたオーナーだったが、所有していたGPz1100を先ずは先に着手。その後このRCM－395の 購入へと至っている。オーナー曰く予定よりも早い購入になったとの事だが、背景には近年の空冷Z枯渇 問題があり入手可能な今の内にと語っていた。そんな経緯もあり一年越の長期製作となったこのMK—Ⅱ。 各部の仕様は決して妥協のないスペックである。

17インチホイール化に合わせて強化されたフレームに 始まり、ローリングシャシーに採用されたパーツは全て世界共通トップメーカー品のみの構成で固めている。 エンジンにおいてもクランクシャフトのフルリビルドを敢行し、高圧縮比タイプのヴォスナー製鍛造ピストンを 採用するなど最新の技巧やアイテムを投入。

低振動で耐久性に優れながらも太いトルクと軽快なレスポンスを 実現させている。RCMを2台所有しているオーナーは他にも存在し今や少数派とは呼べなくなりつつある。 高評価故の2台目購入であろうからオーナーの満足感はもとより、造り手にとっても冥利につきるケースだ。