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電気系統
Zの電装系部品は、今では数多くのパーツメーカーから再販品がリリースされており、車体一台分の構成電装品はほぼ全て新 品でそろいます。今から10~15年前に生産されていた、比較的新しめのオートバイの方がメーカー欠品に悩まされる様な状況です。そういった意味からもZ 系をこれから購入、所有されようとしている方達にとっては良い環境だと解釈できます。しかし、いかに再販新品で全ての電装部品の交換が可能であっても、手 離しで安心できるわけではありません。それら電装品の完成度を見極め、造り込み工程の中で修正、あるいは対策を施しセットアップして行くのが sANCTUARYの電装系整備のコンセプトです。
■新品とはいえ通電性に問題のあるハーネスが数多くあります。接続カプラーやギボシ類など欠陥部を見抜き、修正しながら車体に組み付けます。
■グラウンド(マイナス)へのわずかなアース不良が電装各部の機能低下の原因となるケースが多々あります。確実なアース系統を一つ一つ確認しながら配線の加工を施します。
■ヘッドライトケース内に収納される各ショートハーネス類はコンパクトに結束整理します。ライトレンズで隠れるところも丁寧な処理を施して組み上げます。
■社外製の小型ウィンカーは、ボディアースだけに頼ると多くの場合、点滅不良を起こしやすいため、専用のアースリードを設けて確実な回路を経由させます。
■リーク(漏電)が発生しやすい点火コイルの配線系統には、コーキング等の対策処理を施します。たとえKIT販売されているパーツでも、単にそのまま組み付ける事はありません。
■充電系統の部品を完全に新品部品で組み替えても、まれに充電不良を起こしているケースがあります。車輌完成後のチャージチェックは必ず行いたい項目です。
■作動不良を起こしやすい油圧式は出来るだけ避け、機械式ブレーキスイッチを使用するようにしています。
■後付けされる様々な電装パーツ。タイラップ等でフレームにラフに固定するのではなく、整備性等も考慮して専用のマウント系を一つ一つワンオフ製作しています。
■電装系全般を初めからきっちりと作り込むことにより、後々発生しがちなトラブルを未然に防止します。