エンジンオーバーホールについて
Z、カタナ等を始めとした、生産されてから長い歳月を経過したいわゆる「旧車」は、エンジン内部の消耗の進行が著しい物 が多く、いかに中古車といえども、そのまま納車されていく事に無理があるケースが多くあります。RCMでは、改造バイクのエンジンにありがちな、納車後に 発生するトラブルを最小限に防ぐため、高水準な造り込みを施します。エンジンオーバーホールをあらかじめ行えるという事は、製作販売する立場としても大き な安心材料を手にすることができる大切な要素と言えます。
耐 熱ブラックで一つ一つ丁寧に塗りあがってきたエンジン鋳造部品。これから各内燃機加工や測定を経由した後、組立て工程に入ります。ポイントカバーやクラッ チカバー等のエンジンサイドカバー系はブラックだけでなく、鏡面ポリッシュ仕様も可能です。打ち合わせの段階でご希望の仕様をお選び下さい。
ボス付き型オフセット・ドライブ・スプロケット
リアタイヤをワイド化させるにあたり、オフセットされたフロントスプロケットは、今や必需品となりました。しかしながら 多大な数値のオフセット化により、梃の原理が大きく作用したオフセットスプロケットのスプライン部(ミッションのシャフトとスプロケットが噛み合っては まっている部分)は、変形やガタなどのトラブルに見舞われやすい為、現在は、カウンターシャフト圧入カラーと同寸法のスリーブボスが一体となった対策オフ セットスプロケットが広く一般的な物となりました。
■ボス付き型対策品15mmを超えるオフセット化をするのであれば、ボス付き型は絶対に必要であると考えられます。アウターボードサポート等の併用も、ミッションベアリングへの負担を低減させるために効果的です。17mmと23mmのオフセット値が設定されています。
■従来品
カ ウンターシャフトボールベアリングにワンピース形状のまま直接押し付けられる形で精密固定される為、スプロケットスプライン部にかかる負担が大幅に低減さ れます。この構造はオフセットスプロケットを数多く手がけて来たオートマジック社ならではの画期的発案と言えでしょう。