こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
今年は暖冬という事で、確かに「寒っ!」って日が 殆どなかった様に
感じます・・・
寒さがそれほど 厳しくないせいか?・・・
今月はRCMの問い合わせ、特に今 たまたま在庫台数が豊富に揃ってる
RCMクラフトマンシップのお見積もり依頼が 急に増えて来ました。
皆さん春に向けて 悶々と計画されてるんですかね ♪
でも今日は少し寒いかな・・・
明日の夜位から、また雪が降るだの降らないだのと 予報が出てますね。
「頼むから積もらないでくれよ~!」と、ただもう願うばかり (^^;)
今年は日本全国暖冬との事で、北陸も春の訪れは早いかも知れません。
富山県在住 Y・Kさんの、RCM-517 Z-1(その2)です!
クランクケースを完全に合わせる前に行う、トランスミッションの
擦り合わせ作業・・・
厚みが1000分台の精密さで 均一に造られている、工業用シムを
用いて、ミッションギヤの噛み合いをベストな位置に調整します。
アウトプットシャフトを回しながら 全ギヤの噛み合い具合を見て
シフトフォークに無理が掛かっていないかを確認・・・
ミッションと言うものは、この仮り組み段階でスルスルと滑らかに
全速シフト操作が出来ないと ダメなもの。
何となく重かったりする状態なのに そのままエンジンを組み上げ
足の力で初めて軽く操作できたと言う状態だと 実はミッション系に
ダメージを与えている・・・
最悪 ギヤ本体やシフト系パーツの焼き付きなんて事もあり得るので
この “手で軽く操作できる状態にする調整”は RCMを製作する上で
外す事の出来ない とても大切な作業なんです。
ミッション系統の調整が終わり、エンジン腰下が組み上がりました。
燃焼室の爆発により 常に浮き上がろうとしてるシリンダーヘッドを
強固に抑える サンクチュアリーメカブランド製クロモリシリンダー
スタッドを植え込んで、これより腰上作業に移行・・・
もちろんシリンダーは 精密ボーリングとデッキ面研が完了済み。
独特の輝きを放つ銅のコーティングは、おなじみPAMSさん製。
この色のライナー イコール、PAMS製ESTライナーであると
言う特徴でもあります ♪
今回は更に、ライナー入れ替え後 パルホスM処理を施しました。
ピストンリングにはWPC処理を施し、シリンダーを組み付けます。
パルホスM処理は 滑らかな摺動効果があり、鋳鉄スリーブの錆止め
効果もある為、長期に渡りエンジンを動かさない様なケースにおいて
ライナー壁の油膜がある程度切れてしまっても錆が浮きにくい・・・
また WPC処理されたピストンリングと組み合わせてクランキング
させると、その滑らかさが体感できると言う 優れた表面処理だから
もちろん サンクチュアリーのZレーサーエンジンでも、ふんだんに
採用しており、滑らかに回って 長持ちするエンジンに仕上げる為の
“縁の下の力持ち” 的な存在なんです (^^)v
湯浅が何やら ブツブツ呟いてました・・・
どうやらタペット調整をしながら 記録してる模様 (;^ω^)
で・・・
昼休みに ちょっと席を外した間で、既にエンジン搭載されてまして。
さすが、 おそるべし 湯浅・・・ ( ̄▽ ̄;)
既に塗り上がっていた外装も、やっと取り付けが出来る段階に!
カラーリングは Y・Kさんからのリクエスト、ソリッドブラック!
車体を構成するパーツの殆どが ブラックカラーで、外装もブラック
一色と言う、今までのRCMにはないカラーコーディネートですが
「真っ黒一色マシンでも、RCMだと こうなるんだ!」 と言った
仕上げにして見せますので、是非 ご期待して頂きたいです! (^^)v
Y・Kさ~ん!
2月の中旬完成で、3月上旬には富山のご自宅に向け配送しますから
あと1ヵ月ちょっと、お待ち下さいね~っ! (^^)/