こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。
大分県在住 K・Aさんの、Z1-R ベース車両お持ち込み RCM
(その2)です!
当初 フレームとシングルシートの取り付け作業だった時に 既に
完成していた、7N01角パイプ ワンオフシートレール・・・
テールランプブラケットやナンバーステーと言った テール回りの
装備も、表面処理まで含めて出来上がっていますね。
RCMご用達、おなじみTOMO-FRP製 シングルシートも、既に
加工フィッティング済み・・・
着座する空間 前後方向を少し広く加工した、RCMスペシャルで
シート本体もスポンジ成形し、レザー張りまで終わってます (^^)/
スタビライザーを追加された SCULPTURE製スイングアームも
本組みされ、ひとまず転がし用のホイールで車体立ち上げ・・・
現在はTOMO-FRP製の RCM仕様アッパーカウルをオーダー中。
ここまでの作業が終わった所で、やはり今回 最後までフィニッシュ
する事になり、改めてRCMとして製作する事になりました。
ところがエンジンに 難ありでして・・・
ひと通り分解し 各部をチェックした所、ほぼ全ての重要パーツが
使用不可と判断・・・
クランクシャフトは 大端部ベアリングがゴリゴリになっており
フルリビルドしても どうかな?と言う状態・・・
シリンダーヘッドは、キャブレターホルダー取り付け面が1mm
ほどしか残ってない状態までポート拡大されており、これもNG。
他にもクラックや欠けなど、よく見ると 鋳造パーツには何かしら
痛みがあって、想像以上に厳しい状態・・・
見た事ないトップ形状のピストンは、もちろん使用せずです。
シリンダーは APE社製のビッグブロックだから、排気量刻印がなく
車検を取るのに難あり・・・
何よりレースならOKでも、ストリート向きじゃないですしね。
ミッションも久々 かなりのダメージ・・・ ( ̄▽ ̄;)
トルクの掛かる加速側のみ、ドックのアンダーカットが施されてて
そこはいいんですが、シフトダウン方向の逆側ドッグが滑めており
痛みがかなり目立つ状態・・・
その他のミッションドッグも 原因不明のダメージがそこかしこに
見られました・・・
最も厳しいのがクランクケースで、表側から見られた溶接跡が
分解して見ると これはさすがに無理と言う・・・
過去にクラッシュして開いたのか、あるいはコンロッドが折れて
ブローしたのか、溶接での補修跡が かなりのもの・・・
K・Aさんも ご自分でおっしゃってましたが、クランクケース
シリンダー、シリンダーヘッドは 使えないんじゃないかと・・・
ご指摘の通りで、しかも内部パーツも ほぼ使用不可でした (;^ ^A
と言う訳で、最近もう一機 Z1-Rのエンジンを手に入れたとの事。
早速こちらに送って貰い、それはまずまずのコンディション ♪
K・Aさ~んっ!
エンジンはハイブリッドで ベストな組み合わせにて進めますねー!
今年はどんどん進めて行きますんで、楽しみにお待ち下さい (^^)/