こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
昨年末に訪れたスタジオにて、RCM-442 Z-1を撮影しましたが
その時もう一台撮影したマシンがありまして、少し時間が開きましたが
遅ればせながら お見せ致します。
カメラマンはおなじみの 富樫さん。
それでは ご紹介しましょう。
RCM-504 Z1-Rです。
既にサンクチュアリー本店のホームページでも 同画像が掲載されて
いる このRCM-504は、自分達サンクチュアリーのスタッフ
主導の元に製作された RCM・・・
一部パーツに新古品を用い、通常よりも安い価格で販売しているのが
最大の魅力で、現在 ¥4,650,000(税別)にて ご紹介しております。
エンジンは扱い易さと耐久性に重点を置いた、ライフパッケージ。
それでも ナイトロレーシング チタン手曲げフルEXと、TMR-MJN
キャブレター、ASウオタニ SP-Ⅱの組み合わせで、トルク&パワー
共に 充分なフィーリングを実現。
オイルク-ラーKITは、フルフローティングラバーマウント固定式で
EARLSラウンドコアを固定する、ナイトロレーシング製。
ステーのクラック対策を施してある逸品で、画像では見えませんが
オイルライン取り出し口のブロックも 削り出しの物を採用しており
現行企画のオイルプレッシャースイッチと 油温センサーを取り付け
できる 隠れた優れものなんです。
SCULPTURE製 タイプⅢトップブリッジに、デイトナ製 セパレート
ハンドルの組み合わせで、スポーツライディング志向の視界エリア。
メーターは純正流用 液晶デジタルオールインワンで、薄い樹脂製の
ボディは 持ってみれば思わず驚く その軽さ・・・
Z1-R最大の泣き所である マスク回り重量を徹底的に軽くする・・・
動性能を本当に追求するなら 確実に効果のあるメニューですよ。
タンクはビーター製 エアープレーンキャップ式 アルミタンク・・・
タンクエンブレム等は、中村自ら 位置を見て貼っているんですが
こう言っては何なんですけど、世の中 何となく曲がって貼ってある
マシンが多く、それが ど~~~しても許せず 自ら貼ってます・・・
1mm・・・ 1度・・・ エンブレムの位置は 絶対に大事。
こう言うのって実は【絵心】の才が必要でして、本店のRCMは全部
中村のOKがなければ 納車してないんです! (^^;)
シートは廃番になってしまった、RCMコンセプトシート・・・
これ 今だに時々問合せを頂くんですが、何分にもベースの型がへたり
現車合わせで 擦り合わせしないとならない為、販売中止にしています。
幅がスリムで足つき性がとても良く 人気のあるシートでしたが、今は
RCM専用にワンオフで用意している事、ご理解頂ければと思います。
足回りは いつもご説明しております、世界のトップメーカーだけに
拘った 最高峰品の組み合わせ。
OHLINS製 前後サスペンション & O・Zレーシング製ホイールと
世界選手権 Moto-GPマシンに採用されている メーカー品で構成。
トップレーシングマシンに採用されるパーツと言うのは 名前ではなく
当然ながら その性能を評価されての採用ですから、パーツグレードは
月並みなものではありません。
リアスイングアームは自社製オリジナル SCULPTURE製・・・
自社製オリジナルと言う位ですから サンクチュアリーで図面作成し
Z5X(7N01と同じ規格)材の 目の字断面アーム本体角パイプも
自分達の本体ノーブレストが自社で型を用意し 押出しから製鋼して
組み立てのみ 古い知人の職人に頼んでいると言う逸品・・・
お陰様で こちらも人気の製品なんですが、何せ製造が追いつかず
常に在庫薄でして、納期でご迷惑をお掛けし申し訳ありません。
ちなみにブレーキキャリパー&マスターも、先ほど同様 世界選手権で
採用されている Brembo製・・・
アレーグリブレーキホースも そうですね、これも世界基準ものだから
どこに行っても胸を張れる、そんな仕様のマシンになってます ♪
実際 ¥4,650,000と言う価格が、安くない事はわかっておりますが
細かく見積もりを算出すると 本当は ¥5,000,000以上の車両価格に
なるんです。
たぶん、理解してくれてる方も沢山いると思いますので 言いますが
高いけど 本当はすごく安いはず・・・
空冷Z系マシンが とにかく枯渇してしまい、ベース車価格が以前の
様な値段だったらだいぶ違うんですけど、こればかりは むしろ逆に
まだ値上がりして行ってる感があるんで、今はこれが精一杯・・・
お得かどうか、皆さんのご判断にお任せ致します <(_ _)>
製作担当は 中村&湯浅のコンビ!
でも マシン全体の仕様は、ほぼ全部 中村の趣味です (^^;)
ちなみに現在 サンクチュアリーコウガ店からオーダーが入っている
RCM-512 Z1-Rは、このRCM-504のアップハン仕様で
製作したいと ご依頼を頂いたもの・・・
となればイチから製作する事になるので、各部パーツの色や 外装の
カラーリングなど お好きなのを指定できるし、価格もこの504に
若干のプラスで出来ますから、そんなパターンもお得だと思います。
見た目はもちろん、ロードバイクとしての動性能だって 乗ればわかる
かなりのもの。
これも毎回言っておりますが、バイクは何と言ってもバランス・・・
バランス良いかは そのバイクの立ち姿を見ただけで意外にわかるもの。
そして17インチホイールマシンを製作する上で レース活動は欠かす
事のできない とても大事な要因・・・
レースでのノウハウって、本当に大きいんですよねぇ・・・
クラフトマンシップ RCM-504 Z1-R。
現在 本店のショールームにて展示中ですので、ご興味ある方は ぜひ
見て頂ければと思います。
現車は画像よりも グッと来ますよ ♪