こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
少し前に完成して、近日納車となる予定の 新しいZ系RCMを
ご紹介しましょう・・・
RCM-493 KZ1000MK‐Ⅱです。
〇Xさんからオーダーを頂きました、このRCM-493・・・
実はある明確なコンセプトを持って 製作された一台なんです。
そのコンセプトとは、とにかくコストパフォーマンスとバランスを
重視して製作する事!
現在数が激減して、ますます入手が難しくなる一方の 空冷Z系車両
ですが、中でもMK‐Ⅱは 最も厳しい傾向の機種・・・
ベース車両の程度が悪くなってるのに 価格は高くなると言う現象が
ずっと続いており、今までよりも どうしても高額化してしまうのが
今からMK‐Ⅱを手に入れようとしてる方達にとっての 最大の難関。
そこで 前後ホイールとフロントフォークを、XJR1200の
純正流用とし、一部に良品の中古パーツも織り交ぜて コストを
考慮しながらシャシーを構築しました。
ちなみにこの XJR1200のフロントフォ-ク、10年以上も
昔は Z系RCMでよく使用していたんです。
Zでの使用ではバネレートが若干低いものの フォークレングスが
800mmあるため、寸法的には非常に相性良いものなんです ♪
リアホイールも もちろん、XJR1200純正流用・・・
でもスイングアームだけは SCULPTURE製に拘りました。
XJR1200の純正スイングアームは、これまた昔 よく使って
いたんですけど、540mmもあるアーム長は Z系には長すぎて
相性 かなり悪し! (;一_一)
17インチホイール化したZだと ノーマルアーム500mmより
ほんの少し長い SCULPTURE製の525mmが 最も相性の
良い長さで その車体バランスの違いは歴然ですから、今ではもう
全く XJR1200のスイングアームを使わなくなったんです。
純正流用でも 相性の良いもの、そうでないものを きちんと見極めて
構築してあげれば、良いシャシーが造れる・・・
SCULPTURE製スイングアームと ステアリングステムだけは
どうしても必要でしたが、それ以外のパーツは ほぼXJR1200
純正流用で、バランスの良い仕上がりになっています (^^)v
エンジンだけは 流用と言う訳に行きません・・・
ここはキッチリ精密内燃機加工 全メニューを施し、RCMとして
しっかりフルオーバーホールを行っております。
他にも重要となるフレーム、電気系など、きちんと作業しておかねば
ならないセクションは変わらず、いつものRCMメニューそのもので
造り込みました。
この先 空冷Z系車両は、いよいよ入手できなくなるでしょうから
今はとにかく 車両を手に入れておく事が大事・・・
でも 車両を手に入れたとは言え、やたら具合が悪かったりしたら
そこからず~っと 修理や仕様変更の繰り返しになって、かえって
時間と予算を必要とする事になりかねない・・・
だから必要とする要素や部分を ベストコンディションにしておく
完成度に重点をおいた仕様のRCMと言う訳なんです!
いつもと違う? モリワキ製モナカマフラーは、オーナー〇Xさんが
持っていたもの・・・
きちんとお伝えさせて頂きますが、通常RCM製作の場合 持ち込み
パーツは丁重にお断りをさせて頂いております <(_ _)>
でも今回は特例で、工賃を割り増しとさせて頂き 取り付けました。
こんな感じに、時には柔軟に対応させて頂く事もあるんです。
ペイントは なかなか画像ではわかりずらいもの・・・
これも〇Xさんからリクエストを頂いた カラーリングでした!
シートには デイトナ製、RCMコンセプトCOZYシートを
奢っております!
ウレタン品質の良さもさながら、幅狭タイプの足付き性が嬉しい ♪
ちなみにこちらのシート、サンクチュアリーの製品ではありません。
欲しい方はデイトナさんに お問い合わせ下さいね (^_-)-☆
マスターシリンダーだけは Brembo製ラジアルに出来ず・・ (^^;)
でも 状態の良い車両を手に入れさえすれば、いずれこの先 パーツ
交換して行けるチャンスは来ますから、焦らず 慌てずにですね!
RCM-493 KZ1000MK‐Ⅱ・・・
現在は恒例ロードテストも終わり、いよいよ納車と言う段階にまで
来ていましたが、ペイントの一部に わずかながら変色が見えた為
それをきちんと補修してから お渡しする事になりました・・・
11月には無事、〇Xさん元にお届け出来ている事でしょう (^^♪
〇Xさ~ん!
もう少しだけ、お待ち下さいね~~~っ!!!
= お知らせ =
20日(日)に開催される 「淡路島バイクフェスタ」出展の為
私中村と石田は、19日(土)からの二日間 不在となります。
ご不便・ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。