K・A さんの、オーダーメイドで RCM-467(最終回)です!
この所スタジオでの撮影が多く、この日も少し早い時間から出勤し
2台のRCMを積み込みました・・・
天気も良く、首都高も順調に流れて 予定より早く進みました!
う~ん! 気持ちいいね~・・・ (^^♪
本日も東京某スタジオへと、一路 向かっております。
いつも遅刻気味で ドタバタ慌てるハズなんですけど、今日は逆に
早く着きすぎな位・・・ かなり余裕がありました。
それでは まず、最初のRCMをご紹介しましょう・・・
RCM-467 Z1‐R です。
オーナーの K・Aさんは このZ1‐RのRCMを手に入れる為
既に所有していた Z‐1とMK‐Ⅱ、2台のRCMを手放されて
実現されました・・・
たぶん ご自分の中でも 随分葛藤されたのではないかと思います。
それでも気になって 気になって 仕方ないと言う気持ち・・・
中村はすっごく、よくわかります! (;^ω^)
こだわり貫いて実現した、RCM-467 Z1‐R。
フロント回りは 少数派であるスリットアウターローターディスクに
Brembo製ラジアルマウントキャリパーを組み合わせた NOBLESTの
オリジナル、OHLINS “正立ラジアル” エクスモードパッケージです。
リア回りは、SCULPTURE製スイングアームに タイプC形状の
スタビライザーを追加溶接して、ブラックにコーティング・・・
ホイールはもちろん 世界選手権アイテム O・Zレーシング製で
タイヤは今回 PIRELLI ディアブロ スーパーコルサを奢りました。
性能は言うに及ばず「おしゃれは足元から」の言葉通り、全ての
シャシーパーツを世界最高峰メーカーの逸品にて固めています。
最も個性的な部分であるシングルシートは、筑波 T・O・T の前身
レース、T・O・F から 空冷Z系レーサー達に数多く採用されて来た
レーシングファイバーメーカーの老舗、TOMO FRP製・・・
かつて筑波サーキットを疾走する Z系レーサー達は、皆こぞって
このシングルシートを装備しており、中村も大好きなフォルム!
独特のエッジが効いた立体的な造形は、とにかくハイセンスで
RCMではレギュラーのシートとして、定番になっています。
唯一 シングルシート化してしまうと不便な収納機能も、開閉式の
小物入れを設ける事で カバー・・・
中は意外に広く、これがあるとないとでは 大違いなんですよね ♪
コックピットは 最近定番化した “一つ目”・・・
Z1‐Rの狭いフロントカウル内空間に マッチング良いサイズで
液晶デジタル表示が美しく、多機能な点が魅力あるメーターです。
共に担当した 佐々木メカ・・・
この手の造形加工仕事に向いており、なかなか頼れる存在!
ついつい、難易度の高い加工を ふっちゃう・・・ (/・ω・)/
純正カラーリングをチョイスされた、K・A さん・・・
当初はグラデーションを 所々に入れる予定でしたが、Z1‐Rが
元々持っている陰影だけの方が バランス良いと判断された模様。
確かに中村も 自分の愛機 A16‐001に入れたグラデーションは
「やっちゃったかも・・・ 」 って、実は思ってまして・・・ (^^;)
K・A さんの考え方には 大賛成でした。
どうしても凝って 追加したくなるのが人間心理と言うものですから
考え抜いたシンプル化・・・ 感服ですっ!
このRCM-467も ご相談を頂いて、作業スタートしたのが
6月だったかと思います・・・
当初は4ヵ月ほどで製作する予定でしたが、結局 5ヵ月以上もの
期間が掛かってしまい、RCMレス生活を続けさせてしまった事
大変申し訳ありませんでした・・・ <(_ _)>
今現在は恒例のロードテスト工程へと 移行しております。
こういうバイクはロードテストを簡単に済ませてしまうと、納車後に
次から次へとトラブルが立て続けに出たりするんで、ここはしっかり
やらせて頂きたいと思います。
K・A さ~んっ!
大変 お待たせを致しました~っ!!
来年はぜひ! RCMオーナーズクラブ ROCのイベントにも
ご参加下さいね~っ!!! (^^)/