空冷4気筒 2バルブエンジン・・・
この代名詞に 徹底して拘る自分は、きっと古い人間なんでしょう。
今どきの最新水冷エンジンなら 苦労する事なく壁を超えるのに・・・
う~~~ん でも・・・
それじゃあ自分は 間違いなく、すぐ飽きちゃいますねぇ (;^ω^)
戦いに勝つ事が出来る 究極の動性能を、空冷Zに求めた・・・
そんな想いから手段を選ばずに進み、今に至る・・・
現行車に負けるな! 愛すべき 空冷Zよ!
空冷Zを愛しすぎてしまって こうなったんだと、 わかるんです。
レーシングのZを追求したが故の オリジナルジオメトリー。
Radical Construction Manufacture USA INC、通称 RCM USA の
オリジナルフレームに共感してくれ、始まった2台のマシン!
US RCM A16-002と 003(その11)です!
外装パーツの形状を オリジナルで仕上げる、002&003・・・
シャシーディメンションや 装備に従う各部の数値を、キャド上で
数値化して管理してるんですが、外装パーツのデザインも同時に
キャド上にて設計して行きます。
M・Tさんの A16-002と、S・Kさんの A16-003・・・
それぞれ似ている様で 異なるフォルムにするんですが、基本は
角Zを イメージにしたもの・・・
遅れていた ワンオフアルミタンクの製作を着手。
既成のタンク形状ではないので、こればっかりは 外注業者さんに
ふる訳にも行かず・・・
RCMらしく、完全 社内製作にて完成させましょう。
切り出したA5052材を ローラーできれいに曲げて行きます。
この手の板金加工ものは 誰でも簡単に出来る仕事ではありません。
才能・経験・そして持って生まれたセンスなど、手先の器用さは
もちろん 形状や寸法を判断できる“感” 【眼力】が必要で、十年以上
揉まれて来た熟練者でないと 造れないもの・・・
このタンク製作の模様は 次回以降、お見せして行きたいと思います。
一方で、エンジンセクションも 同時進行・・・
最初に組み込まれたいたクランクシャフトが 無加工状態だった為
一度全分解して ベアリングを新品に交換・・・
再組立て時に 気筒位相を修正した、フルリビルドクランクです。
続いてはトランスミッションの 精密調整・・・
合わせたクランクケースの中で 各作動性を綿密にチェックします。
ミッションも当時の物が使用されており、改めてチェックした上で
オーバーホール・・・
精密シムでの調整で、スライドギヤドックの掛かり具合も 良好です。
更に 耐久性と摺動性を向上させる為、全てにWPC処理を施して
格段に性能アップ・・・
クランクケースを合わせた状態で、ミッション全速 シフト操作を
行った時に ドラムがスルスル回って 全速すんなりと変速できれば
大丈夫!・・・
実はかなり重要な作業なんで、ここは必ず確認を心がけています。
M・Tさんの 002と S・Kさんの 003、2台同時進行なので
とにかく大変なのは 確か・・・
それでも来年3月に 完全完成を約束していますから、のんびりも
していられず・・・
ま・・・ しゃ~ない ですな・・・ (;^_^A
RCM ご用達・・・ メナカイト チタンボルト!
クランクケース回りのM6ボルトを、全てメナカイトに変更です!
向かって左が A16‐002で、右が A16‐003・・・
2基のエンジン、腰下がコンプリートしましたっ! (^^)/
先ほども言いましたが2台共、2019年3月までに 完全完成を
約束しておりますから、この後も余裕はありません。
にも拘わらず この002と003は、相当なアップグレード仕様
なんで、何せヒヤヒヤですわ・・・ (;^ω^)
M・Tさ~んっ! S・Kさ~んっ!
最後の外装の打ち合わせ、近日中 お願いしますね~っ!!!