こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
K・A さんのオーダーメイド、RCM-467(その5)です!
これから造る ワンオフシートレールのマウントボスを、延べ4か所
メインフレーム側に取り付けました。
おなじみ 7N01材の引き抜きパイプ、外リブ付き角パイプを
2本 油圧プレスに固定し、これよりシートレールを構成する材料を
曲げ加工します。
ハンドトーチでは火力が足りないので、アセチレンで加熱・・・
逆に火力が強いので、漫勉なく炙ってやらないと材質が変質したり
下手すると穴が開いてしまうので、注意が必要です。
ポイントは2本あわせた中の面と、伸びる上側に熱を集中させて
ググッと曲がり出した時に、ちじむ下側も わずかに加熱してやると
曲がる際のふくらみを最小限に抑えられるのが コツ・・・
また曲がる箇所全体が 一つのRになる様、熱の伝え加減を上手に
コントロールしてあげれば、きれいなRで仕上げられます。
出来ました ♪
このリブ付き角パイプ・・・
SCULPTUREスイングアームに スタビライザーを溶接する
際の材料と同じものなんですが、軽量であるにも拘わらず とても
剛性の高い 優秀な材料で、常日頃とても重宝しているもの・・・
もはや この手のパイプワークにおいて、欠かせない存在です (^ ^♪
ここでシングルシート側にも、ひと手間・・・
気のせいか ここ最近、このTOMO‐FRP製シングルシートを
加工する機会が やたら多くなった気がします・・・
リブ角パイプを コンターで、適度な長さに切断・・・
シートレールを 仮で点付け溶接し、シングルシートを被せては
位置や角度を確認・・・
手間は掛かりますが、現物合わせにて擦り合わせをして行きます。
どうやら、良い感じな模様・・・ ♪
後はアルミの定盤上に固定し、上下&左右からの数値を測定して
上下&左右対称になっているか確認し、わずかに数値がずれてたら
長さなど合わせる為の 擦り合わせをしてあげます・・・
上下左右、やっぱりピシッと同じが い~いですよねっ!
定盤上で ある程度溶接をして、部材の各部が 動かなくなる位の
段階になったら 定盤は熱を奪って行くので、今度は部品単体にして
残りの溶接を仕上げて行きます・・・
K・A さん このRCM-467・・・
予想してた通り、まだまだ相当な加工メニューがありますんで
只今心して 取り組んでおります・・・
RCM レス生活・・・
ど~か こらえて、下さいね~っ!!! (;^_^A