ROCツーリングのブログで 一週間ほど伸びておりましたが
引き続き RCM スタジオ撮影編に戻りたいと思います・・・
以前までスタジオ撮影と言うものを、中村もよく 知らなかったんですが
環境の違いは普通の屋外撮影とは、まるで比べものにならないもの・・・
きれいなカスタムバイクが雑誌やインターネットなどの広告で、大きく
取り上げられてるのを見た事あると思いますが、実は画像に加工が
施されていて、それで美しく見えるものも多かったりするんです・・・
でも このスタジオ撮影で撮ったバイク画像だけは、そのまんま 実態。
そのマシンを ありのままに映し出した画像で、一切の化粧はなし・・・
故に 大変貴重な画像として残ると言う訳なんです・・・
先日のROCツーリングにも、ロケ班として同行した 面々・・・
RCMザ・グレイテストシリアルⅢの製作スタッフ達も来ており、撮影の
最中で打ち合わせをしていました・・・
カメラマン ・ デザイナー ・ ライター と、それぞれ異なる立場のスタッフが
一堂に集まる機会なだけに、大変 大切な時間でもあります・・・
とにかく・・・ 大変な作業が 山積みですからね・・・ (;^_^A
それでは車輌の方に、スポットをあてましょう・・・
2番手は、K・I さんの RCM・・・
RCM-404 CB750-Fです・・・
今回、17インチホイールシャシー化で 大きく変貌を遂げました・・・
前後輪タイヤの直径が、ノーマルとは全く異なる寸法になった事から
フレームから手を加え、シャシー全般 大きく造り替えています・・・
SCULPTURE TYPE-Ⅲステムに、セパレートハンドル・・・
トップブリッジ下ハンドルポジションも、K・I さんからのリクエストでした。
CBの特徴の一つでもある、大きなノーマルウインカーは 小型化・・・
ここを小型化するのに 抵抗ある方もおられると思いますが、やってみると
むしろ こちらの方が車体全体のバランスの中で 似合ったりするもの・・・
CBの車体ボリュームが より強調され、似合って見えるのかも知れません。
エンジンはガンコートを施し、クランクシャフトの曲がり修正と ダイナミック
バランス処理後 ジャーナルラッピング・・・
ピストンはヴォスナー製を採用し、オーバーサイズバルブガイドを製作して
打ち替え後、シートカットして 燃焼室周辺コンディションをアップさせました。
キャブレターはミクニTMR、マフラーはナイトロレーシング製のチタンで
スロットルレスポンスもオーナー自身 かなり驚くと思いますが、非常に
小気味よいピックアップで 吹け上がります・・・
以前とは格段に違う トルク感とパワーの伸びを 体感して貰えるでしょう。
空冷ZやNinjaも そうなんですが、RCMは計画的に造り込まれます・・・
タイヤをワイド幅にする前提として、リアサスの取り付け位置を 左右共に
必要な数値範囲内にて、外にオフセットさせる加工を施しています・・・
また同時にタイヤ直径も小径化される為、前後アクスルシャフトの位置が
ノーマルより、わずかにタイヤ接地面側に下がっている必要性がある・・・
リアはレイダウン加工で、リアサス位置その事自体を うまく活用します。
前後サスのレングスや ステムのオフセットなども関係して来るんですが
これらディメンションは、最終的な仕様の車体各部寸法が見えていないと
掴む事が出来ないので、時には簡単な図面化をする事さえあるんです。
CB-Fは個人的にも 「カッコいいなぁ~ ♪ 」 と、いつも思いますね・・・
自分達で造っておいて こんな事言うのも何ですが、RCMの CB-Fは
またこれが、カッコいいんですわ・・・ (^_^;)
もちろん先ほど計画的に造る話をした様に、全てきちんと 理にかなって
各部 完成度高いと言う事があって、始めて いいなって思える・・・
いいなと言うより ちゃんと出来た!と言う 喜びも、あるかも!・・・ (笑)
K・I さんの RCM-404は、現在ロードテストを進行中です・・・
この最後の工程を 疎かには出来ず、まだ少し時間が掛かりそうですが
上手く運べば 今月中旬頃には、お渡し出来る事でしょう・・・
K・I さ~んっ!・・・ も~ 少しだけ、お待ち下さいねーっ!!