空冷Zで、完全なまでに 17インチホイールに適合した オリジナルフレームを 造る
今 プロジェクト・・・ これまで Zレーサー2号機や、我が愛機 RCM-001で
培って来たノウハウが あるとは言うものの、 より 高度に・・・ より 高品質な物をと
その追求心に、際限はない・・・
Tスロットテーブルから 外された フレームに、要所 ガセット補強を 追加・・・
重要視すべき、ヘッドパイプ 周辺部位・・・
簡易的な補強材で 済ますのではなく、専用設計で 型から起こした 補強材を使用・・・
効果的形状で ありながら、軽い・・・ 効率の良い 補強材が、絶対条件である。
ヘッドパイプ ロワーも 同様に補強・・・ エンジンに 送風を あてる事まで考慮した
ガセット材である・・・ 一度 溶接してしまったら、中々 やり直す機会が ないであろう
フレームなだけに、良質で堅実な 作業を施すべき・・・ 大切な愛機なら 尚更だろう。
この様に、計画性を持って 望んだ 最初のフレームでは あったが・・・
前回も 書いた通り・・・ このフレームは、スクラップ行き 決定である・・・
中村も 誠太郎も、残念ながら 「これは 見切ろう・・・」 と言う 見解が、一致・・・
別段 このフレームに 何か問題が あった訳ではない・・・ いや むしろ・・・
レーザー測定の結果 非常に 高精度な仕上がりが 確認出来ており、このまま普通に
良いマシンが 一台 出来る 完成度であったろう・・・
それでも、スクラップ・・・
ここで 最高の物を、最初っから 造るっ!・・・
細かい部分の事だが、もっと良い形・・・ より 進化したものが、構想として 頭の中に
イメージ出来て しまった以上、もったいない などとは 言っていられない・・・
プロトタイプは 不要・・・ 完全体としての 本製品を、最初から リリースするのだ・・・
後日・・・ プロジェクトを 共に 支えてくれている、パートナー法人の ひとつ・・・
アルカディアを 訪問した・・・
所狭しと 立ち並ぶ、工作機械群・・・
オリジナルフレームに 採用している 複雑な 3D形状の部品達は、ここで生まれた・・・
年内 30本以上の生産数を 目標にしており、削りを 担当してくれている アルカディアも
かなり この作業に 追われていた様だ・・・
代表の 高野氏・・・
彼の 情熱なくして、このプロジェクトの 成り立ちはないだろう・・・
アルカディア得意の 3D解析が、オリジナル RCMフレームの 複雑な ブラケットを
現実のものと して行く・・・
剛性は 言うにおよばず・・・ 2つの 斜め方向、パイプ勘合部を 加工し
4面加工部との 繋がりは フィレットで巻き込んで、不要部位を 効率的に削除・・・
まるで、 一つ ひとつの部品に・・・ 魂が 込められているかの 如くである・・・
革新する RCM プロジェクト・・・
アメリカ ロスアンゼルスへの 出張まで、 あと 28日・・・
= お知らせ =
誠に勝手ながら 私 中村は、3日(水)~4日(木)の 二日間、お休みを頂きます。
5日以降は 通常通り出勤しますが、その後も KBM祭り 出展の為、7日(日)も
不在となります。 ご不便・ご迷惑を お掛け致しますが、よろしくお願い致します。