1995年 9月1日・・・ 千葉県 松戸市にて、ACサンクチュアリー 創業・・・
満身創痍で 独立した、中村・・ その年 28歳の秋・・・
別名 【うさぎ小屋】 と 呼ばれた 延べ12坪の ACサンクチュアリーは、当然ながら
今の様に 多くの人達が、来店する訳でもなく・・・
狭くて暗い 店内で、毎日 一人 わずかな仕事を こなす、創業直後・・・
そんな 不安と孤独の中、 ある日の事・・・ 一人の お客さんが、来店・・・
お客 ガラガラ~・・ 「す、 すみません・・・」
中村 「はーい、 いらっしゃ~い!」
お客 「すみません あの 僕のバイク、ペイント したいんですけどぉ・・」
中村 「あぁ いいですよ。 どんな色に したいの!?」
お客 「え~と、 ヨシムラカラー?・・ なんか、どう 思いますか?」
中村 「いいんじゃない! 君のバイクだったら、似合うと思うよ!」
これが彼との、 初めての出会いでした・・・
その後、西船橋に 移転してからは、店のツーリングにも 参加・・・
彼は、RCMを製作・・・ 当時の担当メカは、現 横浜ヤマト店の代表、川浪。
完成後、喜び勇んで 納車して 約10日・・・
夜 11時過ぎ・・ 家ですっかり くつろいでいたら、いきなり 事故ったとの 連絡が・・
寝巻のまんま 飛び出して 引き取りに行ってみれば、完全 廃車コース・・・(汗)
聞けば、ウイリーしたまま 交差点に 入って、そのまま ドカン! とか・・ (苦笑)
やれやれ・・・ (^ ^;)
「たまには 釣りでも、付き合えよっ!・・」
真夏の 東京湾・・・ 船橋港から、乗合船で アクアラインを越えて、さびき釣り。
彼は後半・・・ 船酔いで ダウン・・・(苦笑)
そして・・・
「今日から お前も、ランブルだっ! 俺の後輩だなっ!」
彼はその後も、 レースに ツーリングにと、 精力的に 走り続ける・・・
本店が柏に 移転してからも、彼はイベント活動に 力を 尽くしてくれました。
だから、昔からのお客さんも 最近のお客さんも、皆 彼の事が 大好きだった・・・
死は 常に日常的な存在で、いつも 近くにいると、中村は 考えています。
これまでも 逝ってしまった 仲間がいました・・・
もちろん、その都度 悲しいながらも、死は 誰にでも 訪れるものだから・・
そう 捉えられて、来れたんですが・・・
何でしょう・・・ 歳ですかね?・・・
自分の中に、強いダメージが 在る・・・
自分でも 信じられない・・ しっかり 認識できる 強いダメージが あるんです。
そして 怒りすら あって、この感情 納得させるのに、勝手に決めた 誓い・・・
明日から また、全力で 生きる・・・ 生きてやる! と、 改めて 誓いました。
人生を 全力で駆け抜ければ、痛みから 逃げられると 思ってるんです・・・
サンクチュアリー史上の クライマックス、 その序章に 決めた誓い。
自分で身勝手に 決めたものですが
将来・・・ RCM オリジナルフレームに、油冷エンジンを 積んだマシン・・・
造りたいと、想いました。
彼の分まで 毎日を・・・ 無駄に 生きない・・・
すみません・・ 書く事で、何とかしたいんですね。
中村 博行 全力 宣言!
以上です。