2018年度 イタリア ミラノ出張 (その6)です。
昼食後も、ミーティングは続きます・・・
ちょっと隣を覗いたら、フェリーチェ & アンドレアのペアは
真摯に 図面作成に取り組んでおりました・・・
いきなり、世界一のレーシングホイールメーカーへの就職だから
プレッシャーもキツイだろうけど、やるなら こういう真の本物の
メーカーで 常にイノベーションに挑戦し続けてもらいたい・・・
やりがいも ひとしおと言うもの、でしょうからね (^ ^♪
話はそれますが、RCMにおいて重要視する いくつかの要素に
【世界最高峰の逸品 パーツを用いる】と言う テーマがあります。
どんなに丹念で精巧な作業をしたとしても、個々のパーツ性能差は
埋められません・・・
ホイールもメーカーの違いにより、その性能差が露骨に出てしまう
パーツですから、RCMでは真に一流のホイールしか使いません。
ちなみに、純正流用ホイールを使っているRCMもありますが
それはあくまでも コスト面に重点をおいたコンセプトの車両。
なんですが・・・ とは言いつつも、純正のENKEI製
ホイールは素晴らしいメーカーのホイールだから、あくまでも
最高の逸品だけをと言う路線に 違いはないんです。
逆に RCMで採用していないホイールは、今現在のロードレ-ス、
それもトップレーシングの第一線で 数多く採用されていないもの・・・
そうではない銘柄のホイールが ダメとは言いませんが、せっかく
高額ホイールを購入するのに、わずかな金額差で 妥協してしまう・・・
そのわずかな金額差に、どれほどの性能差が 潜んでいる事か。
中村個人の おせっかいですが、同じ工程で造りこんだマシンなら
おのずとそこにパーツのスペック差が 必ず現れてしまいますから
それを見極める 知識と情報は、とても大事な事だと思いますよ・・・
ちなみにRCMでは それらを重視したパーツ採用を心がけてます。
Radical Constructino Manufactue
通称 RCM USAへの質問も 出てきました。
イタリア Bimota社と同じ、シャシーコンストラクターとして
現在活動を続ける RCM USA・・・
当然 彼らも RCMがシャシーメーカーである事を認知しており
小さなメーカーながら O・Zホイールと言う世界最高峰の逸品を
贅沢にも RCMの 純正OEMホイールとして採用したい旨あり、
彼らにとっても 大変興味ある議題だったようです。
そして最後にテーマは、新しいZ900RS用ホイールの 話に・・・
アメリカを始め オーストラリア、そしてヨーロッパ諸国 全ての
OZホイール エージェント法人から、このZ900RSホイールの
依頼が 全く持って無いんだそうです・・・ (;^_^A
日本市場だけの為に 造るべきか、かなり悩んだらしいんですが
「そこを曲げて 何とかっ!」 と、頼んだところ・・・
OKが 出ましたぁぁぁ~っ!!! (^ ^)v
Z900RS用ホイールは、9月末頃に最初の入荷がありそう・・・
現在サンクチュアリーでは、マフラーとステップKITを 同時開発
しており、それらがラインナップ化されるのが、9月上旬頃だから
タイミングは丁度 よさそうです ♪
ホイールはもちろん 語るまでもなく、マフラー&ステップKITも
期待に応えたものが出来上がりますんで、お問い合わせを頂いてる
皆さん、ぜひ楽しみに待っていて下さいねっ!
夕方の6時・・・ ミーティング 終了・・・
このあと皆で 会食に行くんですが、フェリーチェ達は毎度の如く
夜中まで残業らしくて、同行できないとの事・・・
ジュリオ&ボガーニも 仕事をかたずけたいらしく、レストランで
待ち合わせする事になりました。
暇つぶしに 近くのショッピングモールへ出かけてみたら
チェーン展開してる 大型の婦人用靴屋さんがあって・・・
出ました!
イタリアお得意の、バイク業界が国民から愛されている 証!
DUCATIワ-クスチームを サポートしてるんだそうです。
入口に「これでもか!」とばかり 看板が立っておりました。
店内は DUCATIの面影、全くなし・・・
自分はここに、長時間いる事は 不可能です・・・ (^ ^;)
夜8時・・・ 昼間みたいですが、8時です・・・(苦笑)
2年ぶりに ここへ来ました、レストランテ ラ・ルオータ。
サルーテ!(乾杯) そして いつもありがとうっ!
自分たちの様な 日本の小さな会社が、世界最高峰のホイールを
取り扱えている事に 本当に感謝しています・・・
ラ・ルオータでの楽しみと言えば、この イカわたの包みパスタ
【スパゲッティ アッラ カルトッチョ】 なんですが・・・
味が全然かわってしまってて、ちょっと ガッカリ・・・ (-_-;)
「味が落ちた?」 と、聞いたところ
何でも これを作っていたお祖母ちゃんが お亡くなりになったそうで
同じ味が 出せないんだそうで・・・
すごく残念です。
お祖母ちゃん、今までありがとうございました・・・
ご冥福を お祈り致します。
(最終回)に続く