2018年度 イタリア ミラノ出張 (その5)です。
朝方まで強く降っていた 雨もやみ、うっすら曇り空の中
マルペンサ空港があるバレーゼ方面へと、高速を移動します。
つきました・・・
世界一のレーシングホイールメーカー、O・ZMB。
日本では “オズ” とか呼ぶ方もおりますが、イタリアでの正式な
発音は “オーゼ-タ” ・・・ オーゼータ レーシングが 正式。
日本では今まで通り “オーゼット” で 良いかと思いますっ ♪
いつもの如く マッシミリアーノ ボガーニが 出迎えてくれました。
彼らと知り合い、イタリアに通い続けて 早や11年以上・・・
逆に彼らが、全日本選手権や MotoGP 日本グランプリに
来た事も複数回あり、交流した回数は もう憶えていない程・・・
付き合いが長くなって来たせいか、言葉の壁や文化の違いこそあれ
お互い 友情めいた気持ちが存在しています。
アンドレア ロッツア!
MotoGPを始め、ワールドスーパーバイク選手権のマシンに
採用されている O・Zホイールは、全て彼が組み立てているんです。
時々パドヴァの本社 O・Zレーシング鍛造工場に行ってしまうので
今日は会えて 良かったっ! (^_-)-☆
フェリーチェ パジネッティも、変わらず明るい!
世界中のレーシングマシンと、我々がよく使うアフターマーケット
ホイールの図面は、全て彼の仕事・・・
意外に知られてませんが、北イタリアの人達は 実はすごく働き者で
いわゆるイタリア人の 就労イメージとはかなり違うんです。
フェリーチェは、特に時間がかかるセクションを担当しており
毎日朝早くから 夜11時頃まで 残業してるのに、いつも明るい!
そして そんな、忙しすぎるフェリーチェに・・・
な、なんとっ! 新しい部下が 加わりましたっ!
彼の名も アンドレアと言い、O・ZMB 11年目にして初の
新入社員!・・・ それも何と 25歳! Σ(・ω・ノ)ノ!
聞けば 工業大学を出て、フェリーチェの下で3D図面の作成に
勤しんでいるとの事・・・
これでフェリーチェも、毎日定時に 帰れますかねぇ? (苦笑)
O・ZMBのトップ、ジュリオ アルゼンツィアーノも加わり
長い 長い、ハードなミーティングの始まりです。
今や O・Zレーシングホイールは、母体の4輪ホイールに留まらず
オートバイのレーシングホイールにおいても、世界No1 シェアを
獲得しました・・・
世界選手権MotoGP 3クラス 全てでの O・Zホイール装着率は
何と81%・・・ ほとんど O・Zなんです・・・
ワールドスーパーバイクレースや ワールドエンディランスにおいても
その採用率は群を抜いており、とても信じられない様な状況・・・
それらの結果をもたらしたのは、ひとえに ホイールの性能・・・
ホイールの構造や性質が レースの結果に直結すると言う事実を
私自身 実はあまり知らなかったんですが、ここ10年で随分と
勉強をさせられました・・・
高性能な 本物のレーシングホイールが もたらす成果・・・
スタートダッシュでの加速と、ハードブレーキングでの安定性。
切り返しでの軽快性はもちろん、路面へのタイヤトラクションまで
ホイールの銘柄が どんなに大きく影響しているか・・・
私も含めて 日本のユーザー達が、知らない事だらけでした・・・
レース結果に大きく影響するんですから、世界中のトップレースで
沢山 使われるようになったのも、頷けると言うものですよね・・・
テンションが上がって来た所で、近所のレストランで 昼食・・・
いきなりワイン 飲まされて・・・
自分、ワイン派じゃないんスけどね~・・・ (;^_^A
(その6)に続く