2018年度 イタリア ミラノ出張 (その4)です。
3日目の朝・・・ この日も晴天に恵まれました・・・
ミラノも真夏日が続いており、アフリカから熱波が入って来ていて
のきなみ気温は30度超え・・・
日本と違って湿度が少ないのが、唯一 助かります。
トリノへ向かうべく、高速道路を延々 移動・・・
アルプス山脈が 見えました・・・
モンテローザやモンブランと言った、かの 名高き山脈群です。
2時間ほど走って、ようやく到着。
ドイツに本社を持つ ピストンメーカーの雄、Wossnerの
イタリア支社・・・
Wossner(ヴォスナー)と呼んでいますが、イタリアでは
(ヴォスネル)と 発音するそうです。
Wossner社は 世界にいくつか支社を持っており、それぞれの
エリアが決まっていて 流通しているのですが、ここイタリア支社は
最も特別な存在・・・
鍛造ピストンには 専用ブランク材と言うものがあり、ブランク材の
良し悪し次第で ピストンの性能が大きく変わってしまうんですが
その優良ブランク材を製造しているのが、このイタリア支社なため
全てのWossnerピストンが イタリア支社供給にて製造されて
いると言う訳なんです。
ピストンの最終仕上げ工程は ドイツの本社 一括で行われてますが
鍛造ブランクのマテリアル質コントロールと 合金精製に関しては
Wossnerイタリアによる設計がものを言っており、とにかく
影響力が大きい 存在。
だから・・・
イタリア支社長 オノスクーリは、Wossnerグループの中でも
エンジンに関する最高峰、トップエンジニア!
その経歴は驚くべきもので、世界中の4輪・2輪のトップレースに
精通して来た男でした・・・
ちなみに自分が手にしているのは、モトクロッサーのコンロッド・・・
2年前に訪問した時、実はWossner製コンロッドの存在を
知らされていましたが、あれから更なる 進化を遂げたようです・・・
ドイツ本社が イタリア支社に任せている、スペシャルパーツ群。
こういうの本当は、色々おしゃべりしちゃいたいんですけど・・・
少し早いですが、画像だけでお許しを・・・(苦笑)
実は今回の訪問で、ピストンだけに限らず 内燃機に関するパーツを
オーダーメイドにて ほぼ何でも造れる事が わかりました・・・
そしてそれらは ここイタリア支社の専売特許で、オノスクーリが
全権 任されている事も、初めて知りました・・・
しかも・・・
Wossnerのレギュラーラインナップ 以外に、特別仕様の
企画があって、それはここイタリア支社だけの 独占・・・
先ほど 更なる進化を遂げたと言ったのは、そういう意味でした。
とにかく次から次へと キリがなかった・・・ (;^_^A
「ここイタリア支社だけのもので、ここでしか出来ないよ!」 と
オノスクーリは誇らしげに、自信満々に語っていたんですが・・・
そうですねぇ・・・
もう日本に戻ったら、電光石火で動きましょう・・・
久しぶりに 本気で取り組みます。
収穫?・・・
う~~~ん・・・ 収穫と言うより、大変になったかも?(笑)
慌てず 時間をかけて育てたいですから、もう少し時間を下さい。
それにしても このオノスクーリとも・・・
ここに来てずいぶん、仲良くなれたように感じます ♪
さぁ! 明日はいよいよ!
世界一の レーシングホイールメーカー 訪問です!
(その5)に続く