こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。
空冷Z径 RCMの中で、MK‐Ⅱと同じ位 数多くの問合せを頂くのが
Z1‐Rでの RCM・・・
気のせいか ここ最近、問い合わせ数が 更に増えた様に感じます・・・
私中村は もちろん長年 Z1‐Rのオーナーとして、その魅力は充分
知っておりますが、まさか近年 こんなに車輌が手に入りにくくなるとは
思わず・・・ 自分が購入した30年前当時は 予想もしませんでした。
私達サンクチュアリースタッフ 主導の基に、製作され 販売される
RCMクラフトマンシップも、最近は Z1‐Rの割合いが高くなっています。
フレーム加工が全て終わり 「さぁ~ 車体を立ち上げよう!」 と 言う
段階のタイミングで 何故か 「今造ってる Z1‐R、ありますか?」 と言う
お問合せが、随分と多く来ていて・・・
ホームページのクラフトマンシップで 紹介される前に、これまで何台の
RCM Z1‐Rが 先行予約になった事か・・・ (^ ^;)
たぶん・・・ かなりの台数に なってる事だと思います。
福岡県在住 O・Y さんの RCM-454 Z1‐Rも、そんな造り途中で
ご予約を頂いた 一台・・・
これから車体を組み立て始めよう!と 言う所で、お話が決まりました。
O・Y さんに オーナーが決まるまでは、マイペースで進めてましたが
決まった以上、納期を気にしながら 進めねばなりません・・・
マスターシリンダーのリザーバータンクなんかも そのまま吊るしで
使わず、形状を加工して取り付けてるんですが、こう言った細部の
作業なども 急ピッチで着手し始めました。
RCM 最大の特徴でもある、パーツメーカーへの 拘り・・・
例えばホイールなんかも その一つで、とにかく最高峰メーカーの
逸品に 拘って採用しています。
たかが車輪? なんて、 とんでもない考え方!
ロードレースの世界選手権で、数多くの有力チームが O・Zを採用する
理由が、そこにはちゃんと あるんです・・・
どうせお金払って 自分のマシンに取り付けるなら、一番良いものを・・・
後々買い替えする様な モノじゃないでしょうし、わずかな金額差なら
最初から より良い逸品を使ってあげた方が、絶対 喜ばれますからね ♪
のんびりやっていた エンジンも、ペースアップ! (;^_^A
既に下準備は 整っていたので、好スタートを切れました。
コンバートした クラッチハウジングは おなじみ、PAMS製。
ここも PAMS製でないとダメな理由が、ちゃ~んと あるんですよ ♪
近年 クランクシャフトは、状態悪い物が目立つようになりました・・・
このクランクは たまたま良いコンディションだったので、良かったですが
具合の悪い物は 即! フルリビルドコースとなります。
ミッションも非常に良い状態でしたが、シフト系統パーツの磨き込みや
噛み合いドックのギヤ位置を コンマ単位で調整する、シム調整など
二手間も 三手間もかけてから、クランクケースにセットして行きます。
腰下が組み上がった所で、これまた既に準備済みだった 腰上に・・・
おもむろに ピストンを取り出しました。
ドイツ ヴォスナー社製 鍛造ピストン・・・
イタリアヴォスナーから日本に入って来てる ラインナップなんですが
圧縮比は 10.8 : 1 で、これがかなり 心地良いハイレスポンスを
実現してくれるんで、もう コレなしでは成り立たないほど・・・
シリンダーボーリングも完了してますんで、早速 組み付けて行きます。
O・Y さ~んっ!
ちゃ~んと順調に 進んでおりますんで、期待してて下さいね~っ!