こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
随分と春めいて来ましたねぇ・・・
暖かくなり出すと 皆さん虫が騒ぐのか「ボチボチどうですか」と
言う連絡が増えて来ます。
実際、もう間もなくですと言う段階のマシンが 何台もありまして
この2月から3月に掛け 納車のラッシュを迎えるんですが・・・
マシンが完成したとしても、その後、徹底したロードテストを
行ってから納車をしておりますので、完成後すぐにと言う訳にも
行かず・・・
その辺りの事情を、皆さんどうか ご理解頂きたいと思います。
さて!
まずは富山県在住 Y・Kさんの RCM-517 Z-1が完成したので
お見せしましょう。
ご紹介します。
RCM-517 Z‐1です。
RCMでは他に例を見ない オールブラック一色のカラーリングは
オーナー Y・Kさんのリクエストで、合わせてシャシーカラーも
ブラックでコーディネートしました。
パッと見、70年代風を連想させる出で立ちに 現代の最高峰足回り
イタリアO・Zレーシング製 17インチホイールが組み合わさって
何とも言えない異質さを感じます・・・
OHLINS製サスペンションやBrembo製ブレーキシステムも 同様で
いつもの世界選手権 ご用達メーカーパーツが、古いイメージの中に
上手く共存していますね。
これ、 勉強になりました (^^;
70ルック風でありながら、動性能は最新スペック・・・
空冷Zで現行マシンと対等に走れる速さを求めるサンクチュアリーと
しては、ちょっとグラッと魅かれましたね。
ナイトロレーシング製 チタン手曲げEXも、これぞ最新・高性能と
言わんがばかりですが、なぜかミスマッチに見えない所がいい!
RCMコンセプトポイントカバーも この方向性ならノーマルで!と
月並みな思考になりがちなのに、Y・Kさん 最初から迷わずこれを
指定されて来ましたから、何か 強者かも? (^^;)
マスターシリンダーも当然、左右共にラジアルポンプ。
Brembo製のRCSタイプで、これはもう殆ど 皆さんのRCMに
装備されているアイテム・・・
ブレーキは制動時のコントロール性、クラッチは もう何と言っても
その軽さが最大の魅力で、ここも70を感じさせられる仕様ながら
機能優先でのチョイスとなっています。
左右マスターリザーバータンクも、人気のBrembo製 スモークで
バーハンドル車限定ですが、サンクチュアリーメカブランド製の
ボルトオン タンクステーKITで固定。
左右タンクの水平度や位置など、最近は ここの取り付け方に拘る
人が増えてる気がしますね・・・
中村も こういう部分は ”超神経質” なので、全く同感です (^^)/
リザーバータンクを装備しないモデル、OHLINS製 ブラックライン
リアショックに ブラック単色の車体・・・
相反して 17インチシャシーの近代的な仕様が、ギャップであり
ながらマッチングしているのが 美しいと思いました。
RCMは見た目のビジュアルを とても大事にしています。
車体の姿勢に、ブレーキホース&オイルクーラーホースの取り回し、
エキゾーストのオイルパンとの隙間や テールパイプのアップ角度に
サイレンサーバンドの位置や捻じれ方にまで ミリ単位で拘っていて
話出したらキリがない程 スタイルへの拘りがてんこ盛り。
そんな事から 多くの人達から「なぜかRCMは 雰囲気が違うよね」
と言うお言葉を 昔から沢山頂いて来ました。
自分は【絵心とバランスのセンス】であると、ご説明しております。
すごく嬉しい評価だと受け止めております ♪ が!・・・
でもですね・・・
基本はあくまでも動性能にあり、見た目も大切ですが 何よりも
優れた走行性能を誇る事・・・
これこそがRCM 最大のテーマであり、RCMの真実なんです。
空冷Zで ギリギリまで絞り込んだチューニングをエンジンに施し
筑波サーキットで あり得ない水準の激しい限界走行を続け、結果
リタイアする事なく 完走する・・・
それも 圧倒的な速さのベストタイムを叩き出すと言う 高い目標を
掲げて結果に辿り着くべく、かれこれ10数年間も取り組んで来た
レース活動が真の原点ですから・・・
見た目ではなく、走行性能こそがRCMの醍醐味なんです。
でも、だからと言って 見た目も軽視してませんよ・・・
よくばりだから、どっちも最高峰! (^^)v
Y・K さ~んっ!
3月上旬の配送に向け、ロードテスト 進めますからね~っ!!