スチール製パイプで繋がれた、完全オリジナルフレーム・・・
1970年台に生産された 一世代前のオートバイに、もしも
現代の思想や設計で造られたシャシーが 奢られたのならば・・・
スポーツバイクとしての運動性能を、より 追求して行った時
どうしても超えられなかった一線を いとも容易く超える・・・
コンパクトな そのフレームは 各部の設計剛性もハイスペックな
17インチタイヤに完全適合し、搭載された空冷Z系エンジンとの
組み合わせは これまでにない異質のハンドリング特性となって
マッチングする、17インチホイールの為の 専用フレーム。
世界で完全限定生産 30台、 RCM USA A16。
M・Tさんの A16-002 & S・Kさんの A16-003
2台のA16 同時進行(その9)です!
A16は スタートエディションと呼ばれる、最もスタンダードな
仕様車をベースに、オーナーリクエストによるアップグレードを
加えて製作されるマシン・・・
スタートエディションとて、丸々一台 バイクを創作するのだから
決して容易ではありません・・
にも拘わらず このA16 002 & 003は、スタートエディション
からのアップグレードが非常に多く、相当な時間を費やすであろう事は
当初から想定されておりました。
スタック製 ステッピングモーター駆動の、タコ&スピード・・・
A16 003のメーターが、到着。
既にA16 002の 純正デジタルメーターは納品されていた為
これで2台の材料が揃った事から、まずはここから着手します。
早速 メーターパネルをワンオフするべく、キャドを駆使して
図面を作成・・・
こちらはA16 002の 単品製作メーターパネル・・・
普段ちょっと 見慣れない特殊な形状で、これだけ見てると
カエル?・・・ ロボット?・・・ (;^_^A
こちらはA16 003のメーターパネルで、オーソドックスが故
違和感 ありませんね・・・
ご自分のメーターパネルを、S・K さん 自らチェック・・・
図面段階でオーナーが確認できるのは、オーダーメイドならではの
極みと言えるでしょう・・
どうやら、納得いかれた ご様子・・・
この場合、納得できなかったら どうなるのか・・・
それは私にも わからない (-ω-)/
A16 002オーナー M・T さんも加わり、談義へ・・・
二人共 普段乗る事が出来るRCMが、それぞれ手元にあるんで
A16の完成を 強く催促して来ません。
むしろ オーダーメイドならではの工程を、たっぷり楽しみたいと
言った感が強いです。
そして・・・
A16 002のメーターブラケットが出来上がったので、パーツを
組み込みました・・・
先ほどの図面で ロボットアームの様な部分には、スタック製の
フューエルメーターが収納。
こちらが その、A16 002 コックピット・・・
オールインワンのデジタルメーターは、ZX-10R純正品で
液晶 美しいのが特徴・・・ その液晶パネルの発光を 残念ながら
今はまだ見れませんが、後半にでも改めて ご紹介したいと思います。
こちらが A16 003のコックピット・・・
ガッツリ! スタック製で固めた仕様で、どうだと言わんばかり・・・
右下のインジケーターランプは ZXR純正品をアッセンブリーで流用。
全てボルトオンにて 上手纏まってます。
A16は、各部に採用されてるパーツのグレードが 全て高いですが
「ここのパーツは 〇Xで、これが X〇で・・・」 と言った
様な、いわゆる 部品の凄さを売りにしたマシンじゃ~ ありません。
RCMの代名詞でもある 【造り込み】
A16の場合、それが通常のRCMよりも 更に激しく・・・
いや!・・・ 激しいなんてレベルじゃ~ ない!(笑)
とにかくオリジナルフレームで、丸々一台 造ってるんですから
その内容たるや、比較できる対象がないのかも・・・
パーツの凄さだけでなく、造り込みで勝負するマシン・・・
これこそが A16ならではの、醍醐味と言えるでしょう・・・
M・T さんっ! S・K さんっ!
そろそろ外装パーツの形状とカラーリング、イメージ 具体的に
進めて行きたいんで、よろしくお願いしますねーっ!!