空冷Z系のシャシーは 生産当時、大変 洗練されたものであったが
それはあくまで、フロント19 リア18と言う 直径のホイールを
前提にしたものであり、17インチホイールは 想定されていない。
昔からずっと感じて来た事で 今更ではあるが、空冷Z系フレームは
現代のスポーツバイク思想から 大きくかけ離れた企画設計であり
端的に言えば まるで、アメリカンバイクのディメンションである。
カスタマイジングにおいては、進化した高性能タイヤやサスペンションの
性能で17インチホイール化を成り立たせているものの、本来フレームが
17インチ化に適合していたなら、まだ・・・ 今の、この先がある。
アメリカ カリフォルニア州の、モーターサイクルシャシーメーカー
Radical Construction Manufactureの
17インチホイール専用フレーム、RCM USA A16・・・
三重県在住 H・K さんの、A16-007 (その19)です!
いよいよ RCMシリアルナンバープレートの 取り付け・・・
やっと・・・ ここまで 来ました・・・
削り出し 専用ホルダーを介して、取り付けされたシリアルプレート。
完全限定 30台の中の一つ・・・ A16 007・・・
30台しか造られないマシンですから、当然 シリアルプレートも
030を最後とする、30枚しか造られていません。
ちょっと早いですが、H・K さん・・・
記念すべき シリアルプレート、大切にされて下さいねっ! (^^)/
ステアリングロックブラケットも アルマイト仕上げされて来たんで
早速 取り付け・・・
経験上、ロックの効かない車両だけは ダメですよ・・・ (;^_^A
アップグレードメニューの 一つ、プレート式のマフラーステーも
アルマイトされて来ました・・・
車体装備がどんどん 本組みされて行くのは、気持ちがいいです ♪
と・・・ ここまでは 大変順調だったんですが・・・
ここからは、ひと手間も ふた手間もかかる作業・・・
そうです・・・
本格的に アルミインナータンクの製作に入りたいと思います。
この手の薄板プレート溶接は、とにかく【ひずみ】との戦い・・・
点付け溶接を丹念に行えば 防げると言う、類のものではありません。
簡単ではありますが、ひずみ防止用の冶具を造って溶接します。
もう一つの戦いが、燃料のリーク・・・
溶接部に不純物が混入しない様、下地をきれいにしてから流します。
温度管理も重要で、しっかり溶け込ましたいけど 高温を続ければ
ひずみやすい・・・
手元のリモーターを ちょいちょい、細かく調節しながら進めます。
一方で 湯浅はと言うと、まさに集中しながらの作業・・・
残した課題である、電装系の結線に没頭しておりました。
メーターのパイロットインジケーターに、何やら穴あけ加工を
施しております?・・・
ボール盤で下穴をあけ、そこを更に エンドミルでザグリを追加・・・
面取りで 丁寧に仕上げてましたが・・・
樹脂のパーツにエンドミルをあてて 加工してるのは、たぶん・・・
初めて見たかも・・・ (;^ω^)
なるほど!
モトガジェットメーターの設定プッシュボタンを、取り付けた訳だ!
うん!・・・ ここ、 いいかもねっ!
通電も完了・・・
作動も確認し、スピードメーター速度センサーの 取り付けステーも
図面化 完了しておりました!
このメーター・・・ コウガ店 立入、お勧めのメーターなんですが
普段 見かけないだけに、かなり新鮮でしたよっ!・・・ ♪
H・K さ~んっ!
9月末完成 目指して、ラストスパートしてますからねーっ!!