こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
愛媛県在住 Y・Iさんからオーダー頂きました、RCM-510
Z1-Rが完成し、つい先日 無事撮影まで終わりました。
この後 化粧塗装される小物パーツが一部あったり、フルコースでの
ガラスコーティング施工が予定されたりしてますが、既に登録まで
完了しており、近日中には納車できる状態になっている事でしょう。
と言う訳で、一足先に完成した車両をお見せ致します。
最もY・Iさん ご本人は、もう実車を見ちゃってますが (^^;
それでは ご紹介しましょう。
RCM-510 Z1-Rです。
先日宮崎県の K・Kさんに売約済みとなった、RCM-504を
彷彿させる様な 美しいキャンディレッドの外装カラー・・・
Z1‐Rは ノーマルのシルバーカラーもそうですが、ブルーや
ブラック、そしてレッドと、どのカラーも似合う様に思います。
最後の最後に「ウェルドで!」と リクエスト頂いたエキゾースト。
耐久性にウェイトを置いた RCMライフパッケージエンジンながら
ヨシムラミクニ TMR MJN DSFキャブレターと ウオタニSP‐Ⅱの
組み合わせ効果も加わって、ハイレスポンスでトルクフル!
シャープな吹け上がりの 楽しいエンジンフィールに仕上がりました。
今だに人気が衰えない、ナイトロレーシング製 グレネードチタン
VⅢサイレンサーに、OHLINS製 ブラックラインリアショック。
前向きに置いたリアマスターシリンダーの バックステップKITは
Z系RCMの代名詞的存在、こちらもナイトロレーシング製です。
23mm外へオフセットされたドライブチェーンラインにより
リアタイヤを180に ワイドサイズ化・・・
フレーム&タイヤサイドウォールの 僅かな隙間を通過している
ドライブチェーンは、(株)エヌマチェンさんから発売されてる
530のナロータイプ【EK RCMコンセプト ドライブチェ-ン】
足回りは おなじみ、世界選手権で活躍している最高峰メーカー
O・Zレーシング製ホイール、Brmbo製ブレーキ、OHLINS製
サスペンションの ゴージャスコンボ!
RCMは その動性能を支える要のシャシーに、トップメーカーの
逸品をなるべく採用する方針・・・
パーツ単体の性能差だけは、セットアップで隠し切れませんから
選択するパーツメーカーに拘るのも RCMの特徴なんです。
こちらも おなじみ、純正流用の液晶デジタルメーター・・・
機会あれば イグニッションスイッチをONにした液晶の画面を
お見せしますが、とても見やすく 美しい表示ですよ (^^♪
従来式のギヤドライブ駆動で作動するスピードメーターではなく
センサーで信号を拾って作動しており、ナイトロレーシング製の
油圧クラッチプレート裏に 専用センサーを固定・・・
速度誤差はヒーラーで調整しており、シャシーダイナモを回して
合わせてあげれば 正確に実速度表示をする、優れものなんです。
こちらもRCMコンセプトの Z1-R用シート・・・
幅狭に設定されたシートは、足つき性が格段に良くなっており
かつ 中村監修の元に うるさく(笑)拘って作ったシート形状は
見た目もカッコよく出来ております!
こうして完成した、RCM-510 Z1-R・・・
この春4月には、無事 Y・Iさんの元に 届いている事でしょう。
空冷Z 最大の魅力は、何と言っても独特のエンジンにあります。
左右に大きく張り出した、ポイントカバーとダイナモカバー。
70年代から80年代のマシン特有である、空冷フィン形状。
そして最もシビれるのは、空冷2バルブ4気筒エンジンが奏でる
個性的な排気音にあると言えるでしょう。
先日 ご来店されたお客様で「Zとゼファーの見分けがつかん」と
おっしゃられた方がおりました・・・
Zとゼファーって、自分には まるで違う別のバイクにしか見えて
いなかったんで (なるほど、同じ様に見える方もいるんだな)と
勉強になったんですが・・・
Z-1とゼファーなら、いざ知らず。
このZ1-Rなんかだと、どんな風に見えるんでしょうね (^^)
空冷Zの真の魅力は、どっぷり浸らないと わからないもの・・・
でも一度 Z独特の魅力に気が付いたのなら、もう一生飽きる事なく
つき合って行けるマシンです。
枯渇し、今後ますます手に入らなくなるであろう 空冷Zですから
RCMもこの先 あと何年できるのか・・・
もうカウントダウンは始まってるのかも知れませんが、可能な限り
一台でも多く Z系RCMを世に出したいと思います。
愛媛県の Y・Iさ~んっ!
来週からいよいよロードテストに入りますんで、4月の上旬には
お送りできると思いますよ~っ! (^^)/