こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
つい先日、静岡県在住 T・Iさんの RCM‐498 Z1‐Rが完成し
無事検査登録も終わって、車両撮影を行いました。
ご紹介しましょう・・・
RCM-498 Z1‐Rです。
何と言っても特徴的なのは、空冷Z系RCMの中でも少数派と
なる、前後18インチホイールシャシーで製作された事・・・
ノスタルジック路線でありながらも、BITOさんのマグタン
ホイールや スピードショップイトウ製キャリパーサポートなど
選りすぐりの拘りパーツで構成されています。
リアキャリパーサポートKITも スピードショップイトウ製で
ブレーキホースは Allegriのショルトシステムホースを用い
シンプルかつ機能的なレイアウトで かっこよく纏めました!
リア150サイズのタイヤを履かす事から、ドライブチェーン
ラインはホイールセンターからの測定で ノーマル85mmから
91mmの設定になっておりましたが、タイヤサイドウォールと
チェーンとのクリアランスに もう少しマージンを持たせようと
言う事から、リアスプロケット裏側に2mmのシムを追加して
6mmオフセットのフロントスプロケにも 2mmスペーサーを
追加し、ドライブチェーンラインを93mmへと設定してます。
サンクチュアリーでの18インチシャシー車両製作は、とにかく
車体姿勢重視・・・
日頃から17イン車両を数多く造っていますが、18インチから
17インチ化する際の注意点がわかっているだけに、逆に言えば
18インチ車における車体姿勢も 理解していると言う事・・・
ノーマルの素性を生かした延長線上で ディメンションを決める。
その上でZ1‐Rノーマル車のネガティブ面を 減少させる方向で
キャスター角やトレール、車高などをアレンジして仕上げるのが
最もナチュラルなハンドリングに繋がる 要素だと思います。
エンジンは イタリア流通ヴォスナー製のハイコンプピストンを
用いてオーバーサイズ化をし、後はオーバーホール性に重点を
おいたライフパッケージですが、ブルーサンダース製マフラーが
4‐2‐1集合構造で 中低速域の太い走りを演出 (^^)/
コックピットは、スピードメーターが純正のフルリビルドで
タコメーターの方だけ スタック製の電気式を内蔵・・・
ノーマル4連メーターの総重量から来る Z1‐R特有の厄介な
ママチャリかご満載ハンドリングを 少しでも減少させるべく
左側、TAKEGAWA製のデジタルフューエルメーターにし
右側にヨシムラ製プログレスメーターを収納して、電圧と油温を
表示させました。
電源オンによる 見た目の美しさもさながら、メーター総重量が
だいぶ軽くなっているので、そこはとても大きいと思います ♪
もう一つ、このRCM-498ならではの個性になるんですが
クラッチマスターシリンダーが取り付けされてるの わかります?
でも、スプロケカバーはノーマルのワイヤー式形状・・・
中身をお見せ出来なかったのが ちと残念ですが、カバーの中に
油圧レリーズシリンダーがブラケット固定されており、立派に
油圧クラッチになっているんです ♪
この辺りも、オーナーT・Iさんの このマシンに掛けた想いが
感じられる部分ですね (^_-)-☆
このRCM-498、一見 ノーマル風に見えるZ1‐Rですが
細部にまで凝った造り込みを施しており、結局 6ヵ月間もの
長い製作期間が掛かってしまいました・・・
随分と長くお待ち頂きましたから、さぞかし納車を 楽しみに
されている事かと思います・・・
と 言う訳で、既にロードテストも終了していた事ですし
本日BASに 持ち込みました!
静岡ですと 一週間もあれば届くでしょうから、13日位には
T・Iさんのお手元に ある事でしょう!
T・I さ~ん!
機会ありましたら RCMオーナーズクラブ ROCイベントにも
ぜひ! ご参加されて下さいね~っ!!!