こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
少し前のスタジオ撮影、第二弾です。
今回スタジオに持ち込んだのは、延べ3台のRCM・・・
前回の RCM-468 Z1000Jに引き続き、2台目の撮影に
入りました。
限られた時間内で 欲しい画像を全て撮り切らねばなりませんから
富樫さんも チャッチャカしてますな (^^;)
それでは本日 2台目のマシン・・・
ご紹介しましょう。
RCM-472 Z-1です。
Z1をベースに、私達サンクチュアリー(中村&佐々木)主導の元
製作されたRCM・・・
わかりやすく言えば、中村と佐々木の 好みで造った一台 (^^;)
だから中村は この472、すごくいいな~ ♪ と思ってます。
新規製作車ですが、どちらかと言えば デモ用製作車としての
要素が強い、このRCM-472・・・
ホームページで RCMクラフトマンシップとして、ご紹介を
した所、長野県在住の H・Mさんにオーナーが決まりました!
エンジンは RCMライフパッケージコースで、ここ4~5年は
採用パーツの高品質化も手伝って 完成度の高いクオリティーで
仕上がっています。
唯一 コスト面への配慮から、点火系だけ純正の新品ポイントを
使用してますが、ここからASウオタニ等のデジタル点火系に
変更するのは至って容易な事なので、先々の楽しみにしておいて
良いかと ♪
定期消耗品であるタイヤを除き、足回りには拘る RCM・・・
特に前後サス・ホイール・キャリパーの3アイテムには 最高峰の
ものをと、いつもご説明していますね。
サスペンションなら、スウェーデンの OHLINS社製・・・
ホイールは、イタリア O・Z レーシング社製・・・
キャリパー&マスターは、同じくイタリア Brembo社製で
3社共に オートバイロードレースの最高峰で君臨するメーカー。
「人と違うものに」と言う気持ちは よくわかりますが、だからと
言って 性能的に劣る製品を好んで選ぶのは、どうなのかなと・・・
カスタマイジングにおいて 個性を追求する事は大切な事ですが
必ずしもそれが 良いマシン、走るマシンに繋がる訳ではありません。
世界選手権 Moto-GPや ワールドスーパーバイクを始め、世界中の
トップレーシングの中で製品を育くむ 老舗メーカーは、その製品を
開発する力と 生産する力に率い出ており、レースフィードバックを
通じて、常に最高品質のパーツを輩出しています・・・
例えばフレームの加工技術や エンジンオーバーホールのノウハウ等
全く同じ仕様のマシンが2台あったとしたら、それぞれが採用した
パーツの違いが 2台のマシンの性能差となってくる・・・
造り込みは同じでもパーツの性能差は埋まらないから、RCMでは
基本的に 最も優れたメーカーの製品を使う様にしているんです。
これは意図的なもので、特に 足回りのパーツは高価な製品ばかり
ですから そうそうすぐ買い替える様な物でもないでしょう・・・
わずかな金額差なら よくわからないメーカーの物でなく、初めから
最高峰メーカーの製品を採用すべきだと・・・
メーカーの良し悪しが 判断できない時は、世界のトップレースの
中で数多く採用されているかどうかを調べてみるのが、間違いない
判断方法の一つでしょう。
今から40年以上も昔に生産されたバイクとは思えない、美しさに
Zが本来持っていた ロードスポーツバイクとしての スパルタンな
ルックスは、サンクチュアリーが理想として来た Zの姿・・・
これこそ カッコいいZ! と、今も これからも そう考えています。
このところ佐々木は Z1-Rが多かったから、Z-1は久しぶり?
細部にまで きめ細かな拘りがあり、面倒な作業でも気に入るまで
やり直したりと 真摯に取り組んでおりました。
人のバイクでも、自分のマシンを扱うがの如く。
メカニックに一番必要となる 資質かも知れませんね・・・
ご存知な様に空冷Z系車両は 世界的にその数が激減した事から
数年前に比べて相場価格が大変 高額になってしまいました。
そんな時代の影響も受けて、最近ではRCMクラフトマンシップの
製作も 台数が減りつつあり、以前に比べて次々と新作車のご紹介が
出来なくなって来ています・・・
それでも可能な限り、少しでもZ系RCMを生み出して行きたいと
思っておりますので、これからも精一杯 頑張ります!
H・M さ~ん!
近日 お電話しますので、よろしくお願いしますね~っ! (^^)/