こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
毎日 ブログ更新!・・・(苦笑)
東京都在住 D・I さんの RCM-442 Z‐1、大幅リメイク
(その5)です!
だいぶご無沙汰になっておりました、RCMー442 Z‐1・・・
担当メカの佐々木が 3号機レーサーのピットクルーになった事で
だいぶ時間が奪われましたが、レース活動中も合間を見つけては
作業を進めておりました。
今回の大幅リメイクはエンジンだけでなく、シャシーも特別な
仕様になる予定で、スイングアームにブロックピースタイプの
スタビライザーを溶接中・・・
左右削り出しのブラケットを7N01リブ角パイプで繋ぐスタビで
スイングアームを筋肉質感のある剛性メンバーに アップグレード!
これだけはボルトオンで実現できる メニューではありませんから
これぞワンオフ!の代名詞とも言える 趣深い造形美ですよね (^^)v
さて 今回主役のエンジン部門ですが、ようやく全てのパーツが
揃ったので、いよいよ組み立てを開始!
一度全分解をして 鏡面ポリッシュを施したクランクシャフトは
ベアリングを新品に交換し、狂ってしまった位相を正確に修正した
フルリビルドクランク・・・
全分解した際にコンロッドも重量バランスを取り、鏡面ポリッシュ
加工した後にWPC処理を施しました。
Zレーサー3号機と同じグレーのコンロッドが、耐久強度の向上と
フリクションロス低減の機能を感じさせて、実にそそります・・・
続いては サンクチュアリーコウガ店から、ようやく納品された
6速クロスミッション!
今回はホント、来るのに時間かかりました・・・ ( ̄▽ ̄;)オソッ
先のTOTでは 國川浩道選手のライディングで、水冷最強・最速
ハーキュリーズマシンと混走で戦った Zレーサー3号機・・・
160~190馬力と言う 水冷・油冷マシン達に囲まれて ストレートで
劣る空冷Zが車速を少しでも稼ぐ為に このクロスレシオミッションは
非常に有効で、もはや欠かせない存在だったんです・・・
コウガ店では ストリートでの実走テストは行っていても、極限状態と
なるレースでのテストを行ってなかったので、Zレーサー3号機での
今回の6速クロスのテスト結果は きちんと伝えておきました・・・
もちろん結果は、とても良いものでしたので!
オフセットスプロケット要らずの ロングアウトプットシャフト
エヴォシステムと6速クロスのコンビネーション・・・
これもまた Zレーサー3号機でテストしましたが、後軸147馬力
エンジンで58秒6と言う、限界に近い走りでも 全くビクともせず!
「これ以上厳しい条件はないでしょう」と言うシチュエーションの
走行結果ですから、コウガ店の立入も喜んでいましたね (^_-)-☆
(大丈夫なのかな)と、心のどこかでちょっぴり 引っかかりがある
ものも、極限に激しく 厳しいレースで万全の結果を残せば 一転して
一気に信頼に変わるもの・・・
このコウガ店の6速エヴォシステムは 自信を持ってお勧めできます!
と・・・ 別に 立入に頼まれた訳じゃないですからね ( ̄▽ ̄)
シフトドラムをケースに固定するボルトを 若干オーバーサイズの
寸法で製作しました。
材質は機械構造用炭素鋼S45Cで、もちろん焼き入れ処理済み。
レースでは激しいシフト操作が繰り返される為、シフトドラムの
わずかなガタも ギヤ抜けの要因となるもの・・・
コンマ台の寸法と 強度に拘ったもので、このRCM-442にも
採用しました。
ミッションと、それに関連するパーツは全て WPC処理済み。
クランクケースに収納し、これからもう一つ 大切な作業である
精密シムによるギヤの配置調整、通称ドッククリアランス調整を
行います。
D・I さ~んっ!
空冷Z系RCMオーナーとして 3号機のレースを応援して頂き
ありがとうございました~!
今度はRCMー442の番ですから、楽しみにして下さいね~!
= お知らせ =
RCMオーナーズクラブ ROC 年内最後ツーリングのお知らせが
ホームページのROC掲示板に発表されております!
11月24日 長野方面で、ゆっくり目に集まって 早目に解散との
事ですので、ご都合良い方はぜひ ご参加されて下さい!
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簡単に入る事ができます。
パスワードは本店の佐藤に「掲示板パスワード下さい」と メール
頂ければすぐに送りますので、ぜひご利用してみて下さいね (^^)/