こんばんは、 サンクチュアリー本店の 中村です・・
すっかり 旧車と化した、Ninja・・ これまで A9~A10くらいの、年式車を 対象に
製作して来た、RCM - Ninja スポーツパッケージ TYPE-R でしたが、ここ数年は
ベースマシンの 老朽化から、まるっきり 成り立たなく なってしまい、苦戦の連続・・
それなら、空冷Z系 RCM 同様、全メニューを フルに やり切ってしまおう! と、なり
本ブログにて その工程を、ご紹介している 次第です・・
エンジン フルオーバーホールを 標準メニューに 組み込んだ、New TYPE-R・・
A-8の 後期生産車 あたりから、ミッションも 一部 対策部品に なっては いるものの
5~6万kmも 走行した エンジンなら、ミッションは 全て 要点検個所に なります・・
消耗した ギヤ・ブッシュ等を 交換し、ミッション アッセンブリを 一旦 組み込み・・
クランク回転の ムラが 少なく、ジャイロも 効いた フィーリングに したいので、今回
バランサーは キャンセルせず・・ カップリングダンパーが カチコチに なってたんで
新品に 交換して、組み付けます・・
クランクケースを 仮り組みし、常時噛み合いギヤが 全て きれいに 作動するか、
スライド後の ドックが、適切な位置で 噛み合っているかを、確認しておく 事に・・
空冷Zほど 酷くは ないですが、噛み合い不良が 見つかれば、当然 シムを 用いて
ギヤの セット位置を、微調整してやる 必要があります・・
ミッション&シフト系統の 調整が 終ったら、スターター ワンウェイクラッチの
消耗部品を、交換してやります・・ ここは 皆さん、よく ご存じだと 思いますが
この ワンウェイも、A-8の 後期生産車から 対策部品化 されてます・・ が!
ここでも 距離を重ねた エンジンでは、普通に 消耗品として 交換して おきたい所・・
ここで ようやく、クランクケースを 合わせるべく、液体パッキンを ペタペタと 塗り
バランサーの タイミングを 合わせたら、上下ケースを しっかり 閉じます・・
クラッチハウジングと スリーブは 状態を見て、交換するか どうか、判断します・・
クラッチ板の ツメ痕が ひどい場合、クラッチリリースの 初期作動性が 落ちる為
要交換・・ 大物部品ですが、スムーズな 動力伝達には 欠かせない 所です。
フリクションプレートと クラッチディスクは、当然 新品ですよ・・
続いては、ジェネレーターチェーン スプロケットの、カップリング ダンパー・・
これも カチカチですな~・・ (・_・;)
A-9 以降は、この ジェネレーターチェーン 関係も、ワンサイズ 太い 対策部品に
なってますが、これも 先程と同じく、最低限 消耗品交換 しとくのは、必須!・・
遠い はるか昔・・ 吾希人の Ninjaが 走行中に、このチェーンが 突然 切れて
クラッチカバーを 突き破って 出て来た時は、さすがにビックリ しました・・ (^ ^;)
テンショナーも へたって来ると、バンバン 跳ね返り 出しますから、要注意です・・
実は 中村・・ 空冷Zより Ninjaエンジンの 方が、作業経験数 多いんです・・
20代の 頃から 数えると、たぶん・・ 間違いなく 7桁台の エンジン、組んでる・・
フレーム・シャシーは 空冷Zで 学んで 来たけど、エンジンは確実に Ninjaに
育てて 貰ってる・・ だから やっぱり 自分に とって、大切な機種 なんです・・
ほんと、沢山 やって・・ もちろん 失敗も あったけど、チューニングだって
こいつで経験を、重ねさせて 貰った様な もの・・ ある意味、感謝してます・・
今回の コンセプトは、とにかく ベストコンディションの エンジンに、仕上げる事!
だから ピストンも、純正 0.5mm オーバーサイズの、ライフパッケージ・・!
新世代仕様の New TYPE-R・・
この後も 継続して、加速して行きたいと 思いますよっ!・・