こんばんは、 サンクチュアリー本店の 中村です・・
すっかり 旧車感が 定着してしまった、GPz900R Ninja・・
今も 沢山の人達から 問い合わせを頂く、Ninjaの RCM スポーツパッケージも
ベース車輌の 著しい劣化や 値段高騰により、成り立たなく なってしまいましたが
ここに来て、ようやく 次世代の スポパケ TYPE-Rを、製作する事に なりました・・
今回の ベース車輌は A-10 ・・ なんですが、 エンジンは ご覧の あり様・・
フレームに 載っている 時は、それ程 感じない ヤレも、エンジン単体で 見ると
かなり 酷いのが、ハッキリと わかりますよね・・ (-_-;)
泥水を 被り続けて 来た、エンジン・・ A-1~A-6 あたりの 年式車ならば
いざ知らず・・ A-10で これですから、厳しくなりました・・
お決まりの、クラッチカバー傷・・ これも よく見かける、症状です・・
こういうのは 修正するよりも いっそ 新品に 交換してしまった方が、良い!・・ と
言う事で、この手合いは 全て 新品に 交換するメニューに 指定してます。
パッ と見・・ 外から 見ただけでは わかりずらい、ヘッドカバーの 塗装・・
よく見れば、大半・・ こんな感じの ばっかです・・ New TYPE-R では、
エンジン オーバーホールを 機に、この 塗装に 関しても リフレッシュ メニューで
ガンコート塗装 する為、サンクチュアリー リアライズに 出しました・・
鋳造部が 塗装に 出ている間、心臓部 クランクシャフトの 作業を 進めておく事に・・
メタルベアリング ジャーナル 摺動部は、全て ラッピング処理 済み・・
ヘアライン レベルの 傷を 取った後、直径を 精密測定して、使用限度値も 確認・・
プラスチゲージを 用いて オイルクリアランスを 測定し、メタル選択を 致します・・
プラスチゲージは 正しく 潰さないと 誤差幅が 出やすいので、慎重に・・・
コンロッド大端部 だけでなく、クランク メインベアリング側も 同様に 進めます・・
ラッピング処理 しているので、気筒間誤差も 意外に あり・・ 手を 抜けば、後で
手痛い思いに 繋がる 部分ですから、ここを 自信ある状態で 組み付けられれば
まずは ひとつ、安心と 言えます・・
そして・・
エンジンが ガンコート塗装から、戻って来ました・・
う~・・ん・・ 見違えましたね~・・ (^ ^;)
きれいな Ninja エンジンって 最近では 見かけないから、やたら 新鮮です・・
ヘッドカバー のみ、結晶塗装で 仕上げて見ました・・
どうですか?・・ たぶん 最後に ワンアクセント、効くと 思いますね・・♪
選択したメタルに 組み替えて、コンロッドを 本組みし、クランクケース側に セット・・
各部の 精密数値を きっちり合わせて、オーバーホールらしい オーバーホールを
施してやるのが、New TYPE-R エンジンの 基本趣旨と なります・・
この 新たな、TYPE-R・・ シリアルンバーは、RCM-350 に 決定!
RCM クラフトマンシップ の 【デモ車輌】 と して、製作を進めて 行きますので
今後の展開、ゼヒ お楽しみにっ・・ ♪