筑波コース1000 にて 開催された ロードライダーフェスタでの デモンストレーション ランが
始まった・・。 上田と2号機の出番は、この後 間もなくで、コースの入り口付近にて 待機中・・。
プログラムの ひとつに組まれた デモランとは言え、大勢のギャラリーが 見守る前で 走るのは
凡そ 5年ぶりの事・・ ライダー上田を 除き、クルー達は 当時と全く 異なった顔ぶれである・・
この日 一緒に走る事に なっている、ゼッケン29番 パワービルダーの Ninja レーサー・・
永きに渡り 常勝を誇る マシンであり、今コースの レコードタイムをも 保持していると 聞く・・
代表の針替氏と ライダー山根氏の 両名とは、ずい分と前からの 付き合いであるが、もはや
筑波サーキットに おける 最強のチームで あると言っても、決っして 過言ではないだろう・・。
上田も、最強の乗り手として これまで 活躍して来た男・・ 同じく 針替氏や 山根氏とは、日頃
交流があり、大変 仲が良いのだが、それでも 少しばかり ピリピリとした 空気を感じたのは
おそらく、中村だけでは ないのでは・・。 何と言っても、今日は この2台だけ なのだから・・。
颯爽と コースイン して行く 2台のマシン・・ アベレージは、本コースと 比べ様が ないものの
それぞれの マシンが 本来持つ個性と ポテンシャルを うかがえ、見る者を 釘付けにした・・
コーナーで リアが 派手に流れまくる・・ コース1000の 路面 ミューは 低いように感じた・・
ギャラリー達との 空間が 近いせいもあってか、見ていて 恐さを感じた者も いたであろう・・
実際どこかで 「やばいデモランだな!」 「早めにやめた方が・・」 と言った声が 聞こえた程・・
確かに、マシンが派手に 暴れまっくってる デモランなんぞ、あまり 例がない様に思える・・。
若干、早めにチェッカーが 振られた様な気がしたが、それでいいと 感じた・・。 見ている側に
冷や汗をかかせる・・ 2台とも まるで そう思わせられる、走りだったのである・・。
とにかくも、無事 何事もなく生還・・ 若手達も皆 全員、中村と同じ 気持ちだったのでは・・。
イベントも、そろそろ終わりが 近い・・。 昼間に比べ、寒さも一段と 厳しくなっている様だ・・。
この日、共に ブース出展をしていた 東京ウエスト店の 道岡と、レッドイーグル店の 裕也の
微笑ましい 写真である・・。 二人共 かつては、上田&2号機 のもと、共に 激戦を戦い抜いた
サンクチュアリー 本店 レーシングの、ファーストクルー なだけに、想う所が あるのだろう・・。
2号機は 前世代のクルー達が、渾身の想いを込め 造り上げたマシン・・ それを今、新たに
2世代目となる クルー達の手で、一時ではあるが 引継ぎ、最後の走りを 飾らしたのである・・
これからは、彼ら セカンド世代が 生み出して行く 時代・・ 例え ひょっこ と、呼ばれようが
笑われようが そんな事は一切 気にせず、ひたすら 突き進んでほしい と、強く願う次第だ・・。
2006年 空冷最速Zの 称号を賭け 製作された 2号機・・。 発足されたばかりの 新クラス
スーパー モンスター エヴォリューション にて 勝利・・。 たった2 回の レースではあったが
ロードライダーフェスタ の デモンストレーションラン を 最後に、サーキットを 引退します・・。
なみいる ライバル達・・ 強敵マシンとの 加速して行く レースバトルが、今は只 懐かしい・・。
Z レーサー 2号機 (2007年~2008年) 本当に ご苦労様でした・・。
そして 2013年、セカンドジェネレーション達の戦い・・ モンEVO 挑戦記に ご期待下さい・・。
To Be Continued ・・