12月2日 日曜・・ 筑波サーキット コース1000 で、ロードライダーフェスタが 開催された・・。
この日、催されるプログラムの 一つに、ショップの デモンストレーション走行があり、2号機も
その中の 一台として 走る事に・・。 不安視されていた 天気も良く、上々の出足である・・。
サンクチュアリー 本店 レーシング の クルー達も、ここに来て ファースト世代から セカンドへ
バトンタッチ・・。 事実上、New ジェネレーション メンバーにて 望む、最初のイベント だ・・。
まずは 筆頭格として、畔柳とツバサを 選抜・・ いずれは大地も 合流させる 手はずだが
そんな 中村の思惑をよそに、大地と マシンとの距離感は 徐々に なくなって来ていた・・。
ライダー 上田隆仁も 到着・・ 常日頃から 「 お前たちは 胸を借りる気持ちで 望むんだから
とにかく上田と 沢山話せっ!話して話して 何でも吸収しろっ!」と 言い聞かせて来ました・・
俄仕立ての 2世代目・・ 中村同様 上田にとっても、まるで息子の様な年齢の クルーである。
コース1000の ブースエリア 一角を使って、エンジン始動を試みる・・。 狭い エリア環境で
大勢の人達に 見られながら マシンに 火を入れるのは、当然 始めての経験・・ 緊張のせいか
バッテリーを 繋ぎ忘れてたり、ファンネルキャップを 外し忘れてたりと、基本の工程を 忘れ
始動させようと 慌てる姿に、正直 先が思い遣られるな・・ と、感じずにはいられなかったが・・
沢山、恥を かけばいい・・ 恥を かけるのは、将来有望な 若者だけの 特権なのだから・・
中村も 上田も、気持ちは 同じはず・・ むしろ ひた向きなら、同じ恥に 付き合ってやるっ!・・
スピリッツを 受け継がせたい!と言う 想いが在る限り・・ プレッシャーは 与え続けて行こう・・
今は少なくとも、可能性を育てる・・ いずれ やって来るであろう、本番の日を 迎える為にも・・。
そして 時間が来た・・ 上田の 出番である・・ デモランとは言え、身は 引き締まる様だ・・。
気が付けば、若手メカ 全員が 一丸になり動く 姿が・・ この姿・・ どこかで 見た覚えが・・
そう、7年前の筑波・・ ファースト世代・・。 あの頃も、始まりは こうであった様に 思える・・。
あの頃だって 決っして 褒められたもんじゃ なかった・・ 全ては 昇華して行った事なのだ・・。
コース前は、デモランであると言うにも かかわらず、雑然とした雰囲気で 覆われていた・・。
かつて ゼッケン39の時代を 築いた男・・ リーダーとして中村が 絶対的信頼をおいた 笹賀・・
この男も また、ただ 見守ってやるだけ・・ 本番前の前哨戦・・ ここは お前らだけで超えろ・・
この程度で おたつくなら、やめちまえっ!・・ そんな 面持ちのまま、静かに傍観をしていた・・。
ささやかな デモンストレーション ラン だが、セカンドジェネレーション達の 戦いが始まる・・
例えるなら、甲子園に向かっての 予選開始・・ 火蓋を切った事には 変わらない訳である・・。
トラブルなく・・ 上田を 無事、迎えてやれれば 良いのだが・・