39の挑戦 Round‐3 テスト&練習走行、2日目に 突入・・
RCM-240 Zレーサー NEW1号機も、これで 3シーズン目に 入る・・
ストリートでの カスタムマシンだって、全く持って 同じだが、もう 熟成の結果が
そろそろ 見えて来ても、おかしくない・・ そんな段階で あると思う・・
乗り手・・ そして、それを 送り出す者・・
昨年 一年間のシーズンを 共に・・ あれだけ 戦いきった、経験値・・
今・・ 改めて こうして見ると、 セカンド世代達の 若輩感は すっかり姿を 潜め
レースメカニックとしての、独特の逞しさすら、感じ取れるほどだ・・
最近 上田と話すと、共通の価値観で おたがい頷けるのは、彼らの 成長・・
技術は もちろんだが、構え方が違う・・ レースの世界で 戦うと言う 事に
心も体も 馴染んでいるかの 如く・・ 確かにそう 見えるのだ・・
かつて、旧1号機&2号機を 駆り、数多の戦いを 制して来た、上田・・
これまでは、同世代のメカ達に 支えられ、また 迎え入れられる ピットであった
だが今は、あきらかに 違う・・ 上田も これまで同様、ライディングを こなしつつ
新しく レースの世界に 入門して来た 者達を、 育てていると 言ってもいい・・
帰還する 上田と NEW1号機・・ これまで同様の ピットロードでは ない・・
苦しくて、厳しい工程で あっても・・
この時 この一瞬に、全てを掛けられる 集中力と 志・・
体は冷たく 疲弊したとしても、 精神は熱さを 保って立っていた・・
目覚めて行く・・ 誇りを賭けて、臨む事に・・
少し前までの・・ 少年だった 彼らを、知る者は多い・・
若輩者に 見えたのは、それだけ 年齢差があるのだから、致し方ない事だ・・
だが、身に付けた 力・・ 耐え抜いたからこそ、今ここで 戦う 資格がある・・
もはや、目の前の事で いっぱいに なっていた、少年達の姿は ない・・
コンマ1秒の、しのぎを削る 世界観・・
人に、 言葉だけで 伝える日々・・ そんな毎日を、すごしている 輩ではない・・
ハイレベルな 実戦で マシンに 向かい合い、鍛えられた実績から 裏打ちされた
今 この瞬間を 大事に出来る メカニックに・・ なりつつあるのだ・・
空冷Zで・・ ノーマルフレームの ディメンションで、59秒の壁に 挑む・・
それがどんなに 険しい壁で あったとしても・・
少なくとも 誰も、 あきらめては いなかった・・