レースが終わり、翌日から いつもの日常が 始まった・・
師走を意識させる 季節の・・ いつも通りの 日常である・・
闘いが終わって、静かに ショールームに 佇む、Zレーサー NEW1号機・・
ノーマルフレームの ディメンションで、よく 戦ってくれた・・ そして、
練習用エンジンで、よく あのタイムを 出したと・・ 称賛してやりたい・・
目を 閉じれば、かけ離れた この 世界観が・・
苦しくて、逃げ出したいのに・・ 忘れられない 記憶が、鮮明に よみがえる・・
だが・・ レースは、終わったのだ・・
また 次に向かって・・ 心を、リセットせねば ならない・・
悔しさを、胸に残しても・・ 普段の仕事に 勤しむ・・
また メカニックとして・・
帰り際・・ 工場から 明かりが、漏れていた・・ 誰か 残業するのだろう・・
レースの疲れが 取れていないだろうに・・ 感心だな・・
いや・・ これは、違う・・
そうか・・ そう言う 事か・・
レースの 翌日だと言うのに・・ ついに、ここまで来たか・・
まるで、ファースト世代の連中が・・ 今 ここに いる様だ・・
ならば・・ 中村も 動こう・・
1年も前に 造って、そのままに なっていた、こいつ・・
久々に見るが、オイルづけに していたから、至って状態 よし・・
まだまだ 先の事だとばかり、思っていたが・・ どうやら 必要なようだ・・
過酷な世界に 今また・・ ふたたび 挑戦する・・
構想は あったのだ・・ 必要ならば、新たな扉を 開こうでは ないか・・
スリーへの 道に・・・
【39の挑戦 Round-2 終幕】