39の挑戦 Round-2・・
紆余曲折 ありながらも、やって来た 大会当日・・
この時期に 相応しい 寒さを伴った、早朝の 筑波サーキットであった・・
もはや疲れは、ピーク・・ だが、その時は 刻一刻と 近づいてくるのだから
やれる事を やろう・・ やるだけの事を しよう・・ そう 決めた様である・・
5月のデビュー戦に 比べれば、彼ら セカンド世代も ずい分 らしくなって来た・・
わずか 半年ほどで、ここまで 変わるのだから、若さは 武器だなと・・ 感じる
最後の練習走行で 出ていた、オイル漏れを チェツク・・ 問題はなし・・
それでも、ボルト ねじ穴に トラブルが出たりと、直前で何かと あるものだ・・
そして・・ ハーキュリーズと スーパーモンスターEVO クラスの、予選が始まる・・
(練習用エンジンに おいての、ベストと 出来れば・・) いや、溜息は 出すまい・・
そんな 期待と不安を 胸に・・ いざ ピットロードへと 向かった・・
走りを イメージしているのか・・ ざわめきの 中で、上田も 静かであった・・
予選開始・・ 今 この瞬間の、ベストを 尽くすのみ!・・
全開で ホームストレートを 駆け抜けて来る、上田と Zレーサー NEW1号機・・
早い段階から、タイムアタック している様で、早々に 0秒台後半をマーク・・
そして!・・ 0秒3が 出る・・
練習用 126馬力エンジンで ある事を、考慮したなら、驚きのタイムだ・・
バランスで 走る・・ バランスで 戦う・・ 何とか して見せる!・・
ノーマルフレームベースの Z でも、59秒台に 届くはず と、 言わんばかりに・・
予選が終了・・ 上田が 無事、ピットロードに 戻って来た・・
ところが、状況は 極めて 厳しいと、言う・・
どうやら 天候が 著しく変わった 為に、キャブセットに、変化が 出ている様である
ここは 決勝までに、何とか 対応せねば ならないだろう・・
アキオも やって来た・・ 全員で、プラグと ピストンヘッドを チェツクする・・
練習用エンジンは、ここまで 何度も 使われて来ており、老朽化は 避けられない
それでも ここに来て、0秒台前半に 入って 来たのだから、何とかしたい・・
それは アキオとて・・ 同じ気持ちで あったのだろう・・
決勝は 午後3時以降・・ 気温も下がるが、降り出した 小雨の影響で 湿度もある
絞りたい・・ どうするか・・ 悩んだ末に、2.5番 絞ると 決定・・
方向性が あたっていれば、タイムは 伸びる・・ 逆ならば、 失敗だ・・
とにかくも、選択はした・・ 後は 上田に、託すだけである・・
そして、各クラスの レースが 進み・・ いよいよ この日、最強・最速のクラス
ハーキュリーズ & スーパー モンスターEVO 混走による、決勝時間が 来る・・
来場者の足並みが、緊張感を伴って レース観戦に 回るのを、感じた・・
T・O ・T 最強・最速の祭典が、今 始まる・・