イタリア ミラノ出張 (最終回)です・・
ブレーキメーカー TAR・OX との ミーティングは、予想以上に 手応えあり・・
これまで 3年間・・ 通い詰めて 交渉 し続けて来た 日々が、実りそうです。
TAR・OXの 技術者達の手は 皆、 機械油で いつも 汚れています・・
だから 握手を求めると 「自分の手は 汚いから、ここで・・」 と、手首を 差し出して
来ます・・ 中村は 「普段は自分も そうだよ!」 と ばかりに、手を握ろうと しますが
彼らは 「ダメダメ~! 汚れちゃうよ~」 と、 恥ずかしそうに 手を 振りほどきます・・
TAR・OXの 技術者達は みんな・・ 本当に、 こんな感じ なんですよ・・
既に 日本国内には ファーストロットが 入荷しておりますが、この後 引き続き
入って来る 第2弾を 持って、皆さんには きちんと ご紹介させて 頂く予定・・
日が 暮れ始めました・・・
それでも、TAR・OXの工場から 聞こえる 機械加工音は、延々 止まりません・・
例え 日本で、多くの人達に 認識されていない 製品でも、 彼らが造り出す 製品は
彼ら自身の 個性の主張であり、また 存在感でも あるのだから、中村も その想い・・
しっかり 受け継ぎたいと 思います・・
「 Ci vediamo!」
この チ ヴェディアーモ とは・・ また 会いましょう と 言う 言葉・・
TAR・OXの 皆さん、 また お会いしましょう~っ!
そして、翌日・・・
またまた 高速・・
ミラノに 着いてからと 言うもの、 一時も 休まず、移動しまくってます・・ (^ ^;)
これから 向かう 先・・
前回の訪伊時に 訪れた、イタリア 第4の 出会い・・ 第4のメーカー・・
知人達の 紹介から、このメーカー製品を ウチで是非 扱って欲しい! と、頼まれ
前回 来たのはいいけど、時間の都合で 殆ど ディスカッション 出来ず仕舞いでした。
で・・ 今回は社内を 全て 案内されたんですが、驚くべきは その規模の 大きさ・・
この きれいなオフィスの 向こう側には、オフィスの 何十倍も 広い、広大な工場が
広がっており、そこでは ド肝を 抜かれる様な、膨大な 製品製造 工程ラインと、
とてつもない 量の 在庫管理が、なされておりました・・
更に ミーティングをして、わかった事・・ それは、ここの 製品シェア・・
イタリアが誇る 皆さん よくご存じ、あの 4輪メーカーや あの オートバイメーカー、
その殆ど 全てのメーカーが、ここの製品を OEM採用している と 言う事・・
4輪の F-1や ワールドラリー・・ 2輪では Moto-GPや WSBKを 始めとする
レーシングの 世界での、シェアも まさしく トップ・・
ま~た 自分だけ 知らされないで、 もの凄い会社に 連れてかれて・・
「聞いてないしーっ!!・・」 みたいな・・ (^ ^;)
この 第4のメーカーが 誇る 製品は、準備が出来次第、ご紹介したいと 思います・・
帰り道・・ 疲れと 興奮が、複雑に 入り混じっていた事を、憶えています・・
もう一つの ブレーキメーカー ERAの 技術者とも、会って 話す事が出来ました・・
いつの日か ウチの社員達を・・ ここ イタリアに、連れて来たい と・・
来る度に、そう 感じさせられてます・・
それぞれの 専門分野に特化した 技術者と 話す事で、 普段 得られない知識や
考え方を 直に 語り合い、気持ちを 交し合える事が 出来る・・
何とか 実現したいと 思いつつも、 さすがに時間と コストが 尋常じゃ~ ない・・
でも、 それでも いつの日か、必ず・・・ 皆 連れて来て みせますよ・・
物造りは 情熱・・
その情熱を、 同じ価値観で 育み合えるなら、言葉の壁は 越えていける・・
この イタリアに 来る様に なってから、 そう 考える様に なりました・・
12時間もの 移動は 本当に シンドい事ですが、また ここイタリアに 来ましょう・・
すぐには 無理・・ でも 少しずつ、 他の者も 連れて、必ず!・・
2015年度 最終 イタリア出張 終わり・・