こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
連休中は予想に反して来店される方も少なく、静かに実務を進めて
ましたが、休みが明けて暫くすると 徐々にRCMの問い合わせが
増えて来まして・・・
お電話やメールでの問い合わせが 殆どなんですが、問い合わせの
対象は 全て空冷Z系RCM。
ですが、今までも何度かご説明しておりますが、空冷Z系車両は
世界的に枯渇しており、ベース車の値段も上がってしまいました。
そう言った事情から、人気のRCMクラフトマンシップ車両も
最近は新しい車両が なかなか造れず・・・
数年前と同じ 価格&ペースは、残念ながらもう無理だと思います。
厳しい時代になりましたが、それでも何とかしたい! と ご相談を
受ける方々は まだまだ沢山おりまして、連休中に「やっぱり!」と
思い直された方々の問い合わせが 増えたのかも知れませんね・・・
時節柄、ZレーサーⅢのエンジンに没頭したいトコではありますが
それでも 中村ご相談窓口、フル回転中!
皆さん まだあきらめずに、頑張りましょうっ! (^^)/
17インチと18インチ、2台のRCM Z1-R(その2)です!
まずは静岡県在住 T・I さんの、RCM-498 Z1‐R!
前後18インチホイールシャシーにて、只今製作中・・・
隠れたヒット製品、SCULPTURE製 18インチ用スイングアームに
ブロックピースタイプ スタビライザーを、溶接致しました・・・
18インチ用スイングアームにスタビを付けたのは 相当久々な事で
こうして見ると、カッコよくて かつ 斬新に見えますね! (^_-)-☆
待望のブレーキ系、スペシャルパーツ達が到着。
スピードショップイトウ製の 前後キャリパーブラケットです!
KZ系の18インチホイールに APキャリパーの組み合わせと
言った様な 所謂ノスタルジック路線の場合、サンクチュアリーに
オリジナルのラインナップがない為、都度 このSSイトウ製を
採用しております。
製品精度が高く、仕上がりもきれいで 形状にも拘りがあるから
お勧めできる逸品なんです! (^^)v
SCULPTURE製スイングアームは 左右が対称で、アーム内幅が
240mmだから、ホイールの左右ハイトが それぞれ120mm。
ホイールが完全センターにある状態で 仮り組みをし・・・
冶具のバーを組み付けて、リアブレーキトルクロッドの軌道に
あわせてトルクロッドマウントの位置を導き、溶接致します。
そして チェーンケース・・・
T・I さんから拘りのリクエストで 取り付ける事になりました!
延べ3ヵ所 ボルトオンで固定できる様、各部ステーを単品製作し
あわせてスイングアーム側にも加工を施します。
これにてスイングアームの加工は 全て終了・・・
ようやく表面処理工程へ移りましたが、フレームに組み付けできる
のは、おそらく5月末位になるかと思います。
T・I さ~ん!
この RCM-498、まだちょっと時間が掛かるかと思いますが
何卒、お待ち下さいね~っ!
続いて もう一台は
宮城県在住 M・T さんの、RCM-490 Z1‐R!
こちらは前後17インチホイールシャシーにて 製作進行中。
ひと足早く 外装のペイントが出来上がって来ました ♪
エンジンがまだ始まっておりませんが、進められる所があるなら
そこから手を付けて 進行させて行く・・・
一台のRCMが完成に至るまで とにかく色々なセクションの
作業があり、いくつかは外注業者さんのパートも絡んでいるから
必ずしもセオリー通りの手順で運ばれる訳ではないんです。
意外にも、一番時間を要するのが シート・・・
もちろんシート専門の外注業者さんに レザーを貼って貰うんですが
レザーを貼った後に シートスポンジの形状がイメージ通りではない
形に変わってしまう事もあり、最近では やり直しを防ぐ意味からも
「スポンジ形状は ここでやる!」 と いう流れになったんです。
これがその作業です・・・
これがですね・・・
スポンジ粉がまとわりつき、しまいには目に入り出したりして
実にキツいんですわ! (>_<)
このあと無事 納得の行くシート形状となり、シート業者さんの
もとへと旅立ちました。
当初はスタビライザーなしのメニューでしたが、M・Tさんからの
リクエストで、ブロックピースタイプスタビを溶接する事に!
溶接しながら・・・
「ここ数年、スタビを希望する人が 増えたな~・・・」 などと
考えながら、自分も スタビ付きアームのシルエットが好きなんで
お気持ち よ~くわかる所。
まぁ でも、ここ1~2年・・・
自分 これ専門になってる気がするんスよね~・・・ (;一_一)
M・Tさ~ん!
登録用の住民票、無事届いておりますからね~っ!
萩の月は・・・ 気がつけば すでに一個・・・ (^^;)