サンクチュアリー 史上、最大級の クライマックスに 突入した、本年・・
完全なる 17インチホイールに 適合した、専用設計フレームを 造る・・・
革新 RCM プロジェクトの進行は、現在 急ピッチにて・・ その歩みは 著しく早い・・
フレームの機能 そのものとも 言える 3点ポイントを、T型治具にて 連結・・・
フロント19 リア 18インチホイールに おける、ノーマルジオメトリーの 姿とも 言える。
そんな 重要部位の 一つである ステアリングヘッドパイプが、10台分 出来上がった。
これより 戦後 17インチホイールに適合した、オリジナルフレームの ジオメトリーに
治具を移動 させて行く・・・ 正しく ノーマルを捨てる・・ そんな 瞬間である・・・
20mm タンク側に、バック・・・ 40mm 地面側に、ダウン・・・
RCM-001は、25mmバック 35mmダウンで あるから、この 量産タイプフレームは
更に 若干のアレンジが、加えられて いる事になる・・・
この数値に 関しては、決定に 至るにあたり 様々な要因が 絡んでいるのだが、それらを
総合的に分析し、決めている・・ オリジナルフレーム製作に おいて、最も 重要な所だ。
出来上がった ヘッドパイプを 組み付けるに あたり、ケミカルを登用・・・
Zレーサー2号機と、RCM-001の製作でも 使用して来た、ネバーシーズである・・・
ネバーシーズ 塗布後、ヘッドパイプを インデックスに固定・・・
T型治具を セットし、ヘッドパイプ位置が 移動により、狂っていないかを 確認・・・
X & Y 方向の精度に 問題ない事が 確認できたら、更に工程を 一歩 進めよう・・
そして その工程上、欠かす事の出来ない 部品が、完成・・・
今プロジェクトを 成り立たせる上で、外せない存在のパートナー、アルカディアから
ブラケットが 納品されて来た・・・
SS400材 ブロックから 総削り出しにて 製作された、ピボットブラケットである・・。
あくまでも 図面上では わかっていた事だが、実物を見て 改めて、その単体強靭性が
相当なものだと 実感できる・・・ 極力 重量を抑える為、肉抜きリブは そのハイトを
30%程度 低く設定・・ これによる 強度損失を抑えるべく、要所にRを 設けていた・・
左ダウンチューブは 完全 ワンピース構造で、右のダウンチュ-ブは、脱着式・・・
コンパクト化される サイズのフレームに、空冷Zの 大柄なエンジンを 搭載する都合上
エンジン脱着時の 整備性に、最低限の配慮をした 構造でもある・・。
Zレーサー2号機・・ そして RCM-001も、この 総削り出し ピボットブラケットを
用いて 製作されて来たが、この 量産タイプこそが、最も進化を遂げた 形状であると
はっきり 言い切れる・・・ より 機能向上を果たし、秀抜した仕上がりを 見せていた。
左右 ピボットブラケットを、Tスロットテーブル上に セット・・・
同時に ピボット治具と テーブルの間に挟んでいた、11mmの シムプレートを外して
スイングアーム ピボット位置 ローダウンも、盤上で 完了する・・・
一本目のフレーム、製作 スタートだ・・・