皆さんもう ご存じな通り、ここ数年で 空冷Z系車輌は すごい速度で
枯渇しました・・・ 現在の絶版車市場、中古車相場価格を見れば
一目瞭然で 極端な状態に なってしまった事が、よくわかります・・・。
KZ900&1000、そして LTDなどは、まだ比較的 入手し易いんですが
Z‐1・MK‐Ⅱ・Z1‐R・Z1000Rの、いわゆる トップ4機種に関しては
「ここまで 無くなりますかっ!?・・・」 てな 位、出て来なくなりました。
昨年より RCM USAの仕事で 何度もアメリカに趣き、現地で数多くの
情報を得たんですが、とにかく 個体数が減ったと言うのが、事実です・・・
まだ深い 内陸部の地域には 多少 あるみたいなんですが、車輌の状態が
非常に悪く、また 陸送コストが大きくて なかなか 難しいみたいですね・・・
いつかは 空冷Zを・・・ と 考えていた人達が、ここ数年の 枯渇事情を
真剣に捉えて、今の内にと 購入される方が 増えた様に感じます・・・
この RCM-385 Z‐1の オーナーも、そんな 空冷Z系の枯渇事情を
大変 気にされていた内の、一人・・・
埼玉県在住のオーナー、H・K さん・・・
H・K さん曰く 「たぶん 今買わないと、一生 乗れないでしょ」 との事・・・
一念発起されて RCM Z‐1を オーダーされたんですが、残りのお金を
貯めるから、納車は一年後で お願いします!・・・ と なりまして・・・
こうして長期製作 RCM-385は、晴れてスタート 致しました・・ (苦笑)
長期製作コースになった 理由はともかく、来店される度に こぼれる笑顔は
まるで 夢見る少年・・・ (^ ^;)
H・K さんの場合、ノーマル系のZが 好きではなかった 事もあって
まさに RCMが、ビンゴだった点も 良かったです・・♪
RCMは、現代のハイスペックパーツを バランス良く フィッティングしている
マシンで、今後 永く乗り続けて行く上で、それら 最新の足回りや電装系は
当時の絶版部品に比べれば、格段に 入手しやすい・・・
走る人にとっては こういう部分も、大事な要素だと 思いましたね・・・
その 最新スペックで組み上げられた エンジンに、火を入れて見ました・・
ノーマルの エンジンフィーリングを 知ってる人なら、必ず 感動するハズ・・・
で!・・・ やっぱり、 感動されました・・・ (^ ^♪
70年代の 空冷車って言ったら、家電で例えるなら 白黒チャンネルテレビ・・・
液晶デジタルテレビとまでは 行かないものの、それに近い激変が あるから
レスポンスさせるだけでも その違いは、一発で わかるんですよねぇ・・・
H・K さん ニヤニヤしながら、だまっちゃいました・・ (苦笑)
まぁ ここまで喜んでくれると、自分達としても 本当に 嬉しい限り・・♪
残す作業は 外装ペイントの完成待ちで、5月末には 登録になるでしょう!
いや~ 長かったっスね~・・・ (って、まだ 終わってないけど (笑)
憧れていた 空冷Z・・・ それも とびきり元気な、特別仕様のマシン・・・
最初から 一年かけてと 臨んだ このRCM-385も、もうすぐゴールです。
H・K さ~んっ!・・ 造る 楽しみから、今度は 乗る楽しみですよ~っ!