17インチホイール 専用設計 フレーム・・・
空冷Zに 乗り、足回りを 大幅にカスタマイジングして来た 自分にとって
この専用フレームへの想いは、かねてより切望して来た 夢でした・・・
もちろん ここに至るまでの道のりには、様々な経緯が あったが故であり
昨日今日の 思い付きで、今に至った 訳ではありません・・・
プロセスを全て 語るまでには至れませんが、コンセプトだけは この場を
借りて、簡単に ご説明しておきたいと思います。
ここ10数年での タイヤの進化には、目を見張るものがありました・・・
殊に、空冷Z系車輌を 17インチ化した際における そのマッチング性能は
飛躍的に上がり、本格的に造る意義がある 時代になったと言えるでしょう。
レーシングフィールドにおいても、その成果は 目に見えて明らか・・・
見た目重視の カスタムではなく、実際にタイムアップを狙う為の 手法として
17インチホイールの採用が、実質的に 意義のある行為と なった訳です・・・
サンクチュアリー 本店レーシング 【ゼッケン39の挑戦】 も、その延長線上に
ありました・・・
空冷Z ノーマルフレームに、フレーム補強やレイダウンと言った 類の作業を
施して トライし続けた、Zレーサー 1号機と ライダー 上田隆仁・・・
筑波 T・O・T スーパーモンスター EVOクラスでの ベストラップ 59秒913は
正しく 17インチホイール化が欠かせない 成果だったと言えるでしょう・・・。
それでも上田は 「1号機だと、2号機の様な コンパクトなコーナリングが
どうしても 出来ないんだよねぇ・・・」 と、 よく 呟いていました・・・
2014年 5月・・・ T・O・T スーパーモンスター EVOクラス 決勝・・・
59秒913ラップを 叩き出した あの日も、決勝終了後に 沢山の人達から
「何か1号機だけ、他のマシン達と ラインが全く 違ってないすか!?」 と
言われた事が 今も脳裏を よぎります・・・
補強したフレームに、進化したハイスペックラジアルタイヤと 高性能化した
前後サスが 空冷Zと17インチホイールの 繋ぎ役となって、本来あるべき
ネガな面を 消し去ってはいるものの、根本的ベストマッチングでは あらず。
17インチホイール化には、もう ワンランク 上の段階が残っていたんです・・・
完全 最終形態としての、17インチ化 手法・・・
それが US‐RCM A16 フレームへと、辿り着いた 道のりでした・・・