こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
相変わらず空冷Z系の中古車相場価格が 上がり気味ですね・・・
70年~80年代にかけZ‐1やZ1‐R MK‐Ⅱなどの機種は、主に
アメリカを中心に輸出されていて、今日本で皆さんが乗っている
空冷Zは ほとんどが海外から戻って来た車両ばかり・・・
そんな事もあって 先月のLA出張の際、空いた時間に現地での
Z系事情を調査して来たんですが、何と結果は 全滅 (;一_一)
とにかくカルフォルニアを始めとする 日本へ輸出するのが容易な
西側エリアは 壊滅的!
あっても「むっちゃくちゃ 高い!」と、言い切れる状況でした。
特に Z‐1・Z1‐R・MK‐Ⅱ・Z1000Rは、完全枯渇・・・
安いのは KZ900やLTDと言った機種だけだったんです。
今まで70万円台のベース車をご用意して それをRCMとして
製作して来たんですけど、ベース車をその価格で提供できるのは
あと数ヵ月と言う段階にまで来ました・・・
いや正しくは まだまだ出来るけど、ベース車の価格が上がる分
RCMの完成価格そのものに 影響が出ちゃう感じですかね・・・
ちなみにここ数年、なぜかZ1‐RのRCMがリクエスト多くて
数年前にストックしといた 70万円台で出せるZ1‐Rの在庫は
残すところ もう本当にわずかとなりました。
もちろん【持ち込み車両 大歓迎!】になるんですが、ベース車を
180万円以上とかの高額で購入されてる方達にとっては、結果
トータルで負担増となるだろうから だいぶ厳しくなって来る・・・
須賀川在住 T・K さんも、今回この RCM-474 Z1‐Rを
製作するにあたり相当悩まれたみたいですが、いろいろ考えた末に
「結局先々 欲しくなるから、今です!」 と 決意されました!
RCMシリアルナンバーも決まり、現在は着々と進行中・・・
つい先日、サンクチュアリーリアライズから大荷物が到着・・・
間違いなく このRCM-474の、エンジンでしょう ♪
ガンコート塗装で美しく仕上がった、エンジン鋳造部品達。
塗膜の強靭さはもちろん、放熱性にも優れていると言う性質が
空冷エンジンにとっては、何より ありがたい所・・・ (^^)/
湯浅が熱心に、何やら旋盤で加工しております?・・・
どうやらメーターブラケット下に来る 左右ブレースの様ですが
「そこ! 旋盤でやるんかいっ! Σ(・ω・ノ)ノ!」 っと
思わず突っ込みたくなる ネジ穴加工でした・・・(苦笑)
左がステンレスを曲げ込んで溶接し ボックス状で強度を上げた
メーター本体を固定するブラケットで、右が先ほど 旋盤加工を
していた、カウルステーの左右を連結させるブレースタイプの
ベースブラケット・・・
この後それぞれ、アルマイト&電着の表面処理へと旅立ちます。
おなじみ、RCMコンセプト Z1‐R専用シートベースも
準備OK!・・・
実は今月後半には、外装ペイントが仕上がって来る予定なので
来たら合わせて、早速 すり合わせに入りたいと思います。
シートロックはリビルド品で コンディションの良い状態の物に
変更し、使用するキーセットにあわせて ヘルメットホルダーの
中身シリンダーを移植し、ハンドルロックも含めて 全てのキーを
統一化しています。
些細な事かも知れませんが、こういう部分も大切だと思います。
まだホイールやスイングアームが 仮り組み用なので、全体的な
雰囲気がわかりずらいですが、年明け1月の中旬頃には かなり
完成に近い状態になっていると思います。
T・K さ~んっ!
今のペースですと、1月末位には 完成しそうな感じですよ~!
2月に入ったら登録して、寒いですがロードテストしますけど
納車時期はどの辺が いいですかね~っ!?