こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
大阪府在住 M・Oさんの、RCM-543 MK-Ⅱ(最終回)です。
製作ご依頼を頂くにあたり、随分と悩まれていた M・Oさん・・・
高価・高額な車両だけに、熟考されるのは ごもっともな事でしょう。
そんな経緯がありながらも、実現したRCM・・・
ご紹介いたしましょう。
RCM-543 KZ1000MK-Ⅱです。
既にもう 皆さんもご存知な様に、あれほど沢山あった空冷Z系車両は
Z1・Z1-R・MK-Ⅱを筆頭に、全世界的な枯渇状況にあります。
数が減った事から必然的に Z系の中古車相場価格は 軒並み上昇・・・
年々車両の程度は悪くなっているのに、値段の方は上がって行くと言う
矛盾したサイクルに入ったのが、数年前の事。
数年前なら買えたけど、今はもう無理と言う方も おられるかな・・・
実際 厳しい時代になったなと、正直感じてます。
そんな向かい風にさらされながらも、M・Oさんは決意されました。
ほんと、 欲しかったんでしょうね・・・ (^^;
M・Oさん 実は 何台ものバイクを乗り継いで来ており、なかなかの
目利きと言うか、自分が満足できるかどうかを見極められるタイプの
ベテランキャラクターで、理論派の方。
簡単に言えば 「飽きないバイクが欲しい!」 と・・・
この一念が、 RCM-543 MK-Ⅱへと辿り着いた プロセスでした。
個性化を図るために、前後ホイールをゴールドにでペイント。
6本スポーク GASS RS‐Aのゴールドペイントは、これが始めて
でしたが、GASS本来の複雑な立体感が失われず、いい感じ ♪
もちろん 前後輪共に、ゴールドペイントで揃い済み・・・
O・Z RACINGのリムステッカーも映えて、カッコいいですね!
となれば シャシーカラーは、ブラック&ゴールドのツートン
カラーでコーディネート・・・
他にも、ナイトロレーシング製 油圧クラッチプレートの色など
各所に遊び心を取り入れております!
外装はMK‐Ⅱのノーマルカラーですが、ベースのネイビー色を
若干濃いトーンにした アレンジ仕様・・・
この辺もオーナー M・Oさんの、このマシンへの拘りが伺えます。
走行時の配慮とて、もちろん 忘れてはおりません。
ブレーキ側はコントロール性を重視し、クラッチは とにかく軽い
操作が魅力の Brembo製ラジアルマスターシリンダーをチョイス。
このラジアルマスターだけは、乗り手にとって本当に助かる存在。
最近では皆さん 殆ど最初からラジアルをリクエストされる傾向で
自分もこれだけは「絶対ラジアルの方がいいですよ!」と、自信を
持ってお勧めしておりますからね (^^)v
エンジンはライフパッケージ仕様ですが、TMR MJN DSFキャブに
ウオタニSP‐Ⅱを組み合わせ、ナイトロスチール手曲げメガホンで
セッティング仕上げしました・・・
耐久性に余裕を残したスペックですが、それでも十分 パワフル!
一生ものとして手に入れたRCM MK‐Ⅱですから、オイル交換など
マメに行って頂き、いつまでも大事にして頂きたいですね (^^)/
見てよし、乗ってよし、そして・・・
メンテナンスや洗車など、何をやっていても楽しいのが 空冷Z。
なかなか 飽きる事がないですから、長きに渡って所有していれば
乗り換えを続けるよりも ずっとお金を使う事ないと思いますよ ♪
こうしてこの先 何年造れるのか、今は先が見えない時代ですが
入手出来たオーナーさんは さぞかし、喜び大きい事かと思います。
成り立つのなら もう少し・・・
一台でも数多く、Z系RCMを世に残すべく 頑張って行きたい!
痛切に感じる 今日この頃でした。
M・O さ~ん!
納車も楽しみにされてましたが、同じ位 ブログも楽しみにして頂き
ありがとうございました~っ!!
来週上旬には配送手続きしますんで、たぶん1週間位でご自宅に
届く事かと思いますよ~!
もうM・Oさんを ジラせなくなるのが、少し寂しいかな (;^ ^A