こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
兵庫県 T・I さんから お預かりし、大幅リメイクを敢行中の Z-1・・・
RCM-429 (その8)です!
タイプC形状のスタビライザー溶接が終った所で、リアサスマウントの
溶接をするべく、一旦フレームに取り付けます・・・
精度高い位置決めをするのに、サスマウント専用の治具を組み付け
位置を設定させます・・・
17インチホイール化により 不足してしまう車高を補正させているのが
スイングアームの垂れ角度・・・
きつく垂らし過ぎれば、駆動力の影響で アームがより垂れようと働く
アンチスクワットが発生する為、要注意・・・
地面基準で 8~9度の垂れ角度が、17インチ化における理想角です。
この後スイングアームは 表面処理工程へと回りますので、ひとまず
仮組み用アームを組み込みました・・・
この段階で車体に施せる作業がなく、止む無く しばし待機です。
で・・・ スイングアームはと言うと、こちら!
バフ研磨室・・・
研磨部門担当 菊地の、何となく歯医者を連想させる 職人7つ道具が
ズラリ並んでおりました・・・
最近の表面処理は、8対2位の比率でブラックコーティングが多い中
T・I さんのスイングアームは 元祖 ポリッシュ仕様・・・
スタビ付きスイングアームを 一本、磨き上げるのは時間が掛かりますが
菊地の腕の見せ所です!
そうこう している内に・・・
サンクチュアリー リアライズでガンコートされた エンジン鋳造部品の
精密内燃機加工が終了・・・
シリンダーは PAMS製ESTライナーに入れ替え、ボーリング済み・・・
焼結合金オーバーサイズバルブガイドを製作して、入れ替え加工し
シートリングカットまで終了しております・・・
更に・・・
ツインプラグ ヘッド加工も完了・・・
ノーマルBプラグ穴に対し、少し細目の Dプラグ穴が追加されました。
パワー&レスポンスの向上に欠かす事が出来ない、高圧縮化・・・
圧縮が上がれば 当然、異常燃焼 ノッキングが発生し始めます・・・
点火系パーツをアップグレードさせ、点火時期を進角しようものなら
デトネーションで ピストンや燃焼室が融解する事も・・・
ツインプラグ化は燃焼室の火炎伝搬性を促進する為、異常燃焼に
対し 非常に有効な対策なんです・・・
パワーやトルクに対しても影響ありますが、何よりエンジンを壊さない
為の手法ですから、筑波 T・O・TのZ系マシンも 数多く採用しており
もちろん、ウチの歴代Zレーサー 1号機&2号機も ツインプラグ・・・♪
T・I さ~んっ!
絶対 お役に立つメニューですから、期待してて下さいね~っ!