こんにちは、サンクチュアリー本店の中村です。
兵庫県在住 T・I さんからお預かりした、Z‐1の大幅リメイク計画
RCM-429 (その12)です!
(その12) と、気が付けば長編となって来た RCM-429・・・
EVOシステム & 6速クロスミッション、通称 “EVO‐6”が 欠品中で
やむなく 車体中心の作業が続いておりました・・・
ジュラルミン A2017Sのムク材から、ホイールカラーを削り出し・・・
ホイールの脱着時に カラーが「コロン」と落ちて転がっていかない様
ホイールベアリングに軽圧入される 凸型カラーを製作しています。
なかなか来ない EVO‐6に・・・
ダイヤモンド 稲葉君 「EVO‐6 まだ来ないんだ?」
仁科 「そうなんスよ~ マジ やばいっスよ~」
ダイヤモンド 稲葉君 「大変だね~・・・」
この後 稲葉君・・・
メカ達とのジュージャンに負けて、手痛い出費をしていました。
稲葉君・・・ 結構 毎回、 負けてるよね・・・ (;^_^A
そんな折り、つい先日の事・・・
こ、これって!?・・・ もしかしてっ!!
「エヴォ6 来ましたぁぁぁーっ!!!」
もっとノリノリでやれ! って 言ったんですが、残念です・・・ (苦笑)
しっかし 仁科の髪、 うざいですな・・・ (-ω-)
早速 作業に入りましょう・・・
まずはエンジン鋳造部品の ネジ穴と言うネジ穴、全てタップを通して・・・
アッパークランクケースに、クロモリシリンダースタッドを植え込んで
待機していた 芯だし済みクランクシャフトを、本固定・・・
6速クロスミッションをケースセットし、シュミレーションでシフト操作を
行って、各ギア ドッグの噛みあい具合と、ギヤ同士のクリアランスを
チェック・・・
ケースの個体差により、ほぼ必ずと言って良いほど ギヤの位置を
微調整する事になります。
そこで必需品と成るのが、この 精密シム・・・
純正部品も入ってますが 工業規格のシムもあって、厚さは多種あり・・・
ミッションに元々入っているシムと 入れ替えたり、複数枚重なっている
シムの一枚を変えて 総厚を変更したりするもので、コンマ台の精密な
調整を行うのが目的です。
純正シムだけでは とうてい対応出来ず、工業規格のシムがかなり
活躍するんですが、これが一枚あたり 中々の高額・・・
S45C材で出来ており、シム全周の数値が 超精密仕上げなんですが
たかだかワッシャー 一枚、何でこんな すんのっ!? Σ(・□・;) てな
価格でして、纏めて50枚とか仕入れると、とんでもない額になります。
ツルシのまま組み込めば、一部 渋く回るギアが出てしまったりするので
このクリアランスシム調整は、必須科目・・・
インプット&アウトプット 共に、キッチリ配列精度を追求してやります。
T・I さ~んっ! お待たせいたしました~っ!!
RCM-429 Z‐1、ファイナルステージ 突入ですよ~~~っ!!!