北海道は旭川の T・O さんから、オーダー頂きました Z1‐R
RCM-484 (最終回)です!
つい先日、2台のRCMをスタジオ撮影するため、またまた
少し早い時間から積み込み・・・
長梅雨でジメジメしてて、不快な空気のなか 出発しました。
今日あたり、やっと梅雨明けしたんですかね?
いやぁ 今年は本当に、いやな梅雨だったな~・・・
まぁ最も、今度はうだる様な暑さになるんだろけど (^^;)
いつもの都内 某スタジオに到着。
この日は RCM-484 Z1‐Rと、A16R ZレーサーⅢの
RCM2台を撮影いたします。
それでは先ず T・Oさんのマシンから ご紹介しましょう・・・
RCM-484 Z1‐Rです!
カラーリングなど全て オーナーである T・Oさんからご依頼
頂いた仕様で、実にRCMらしく 「こりゃ~ カッコいい!」と
感じましたね (^^)/
最も特徴的である シングルシート・・・
リアサスセクションは シートレールを加工したレイダウンで
マス集中化し、最後端部は7N01リブ角パイプを曲げ込んで
軽量タイプのシートレールをワンオフ。
着座する部分の後ろには 開閉式のふたを設けて、シート内部の
大きな空間を 小物入れとして使用できる構造にしました。
セパレートハンドルに SCULPTURE製タイプⅢトップブリッジの
組み合わせで、ブリッジの特注アルマイト色など ちょっとした
部分にも拘りのアクセントを入れています。
更に特徴的なのが、このアッパーカウルの フレームマウント式
ブラケット・・・
A2017S ジュラルミン総削り出しのブラケットをワンオフし
アッパーカウルの上側ブレース(カウルミラーと共締め)製作。
アッパーカウルの下側ブラケット&ライト光軸調整ステー 製作。
アッパーカウル下側にある フロントウインカーブラケットまで
全てワンオフにて製作しており、カウルに隠れて見えないのが
残念ですが、高機能で存在感あるブラケットにて固定してます。
メーターパネルも 全てワンオフ・・・
フレームマウント式アッパーカウル内に 収納されているから
ステアリングを切っても メーターはそのままと言う構図です。
Z1‐R最大の不安定要素、ママチャリ かご満載ハンドリング・・・
あの重たくて 直線で振られやすい 厄介なハンドリング特性は
このマシンでは 一切あらず!
ノーマルメーターのZ1‐Rと 乗り比べが出来る機会があったら
ぜひ! 比較して頂きたいですね・・・
絶対、 驚きますから (^_-)-☆
シャープなルックスのアンダーカウルは ナイトロレーシング製の
カーボン・・・
「取り付けてもカッコいいもの」を コンセプトにデザインされた
アンダーカウルで、角Zによく似合います。
OHLINS 正立ExM ラジアルマウントサポートパッケージに
採用されたキャリパーは Brembo製 GP4‐RXで、ディスクは
SUNSTAR RCMコンセプトPREMIUMの、ホール&スリット。
ホイールは Moto‐GPアイテムでもある O・Zレーシング製で
いつもの妥協なき 世界最高峰メーカーの逸品だけで構成。
スイングアームにはブロックピースタイプのスタビライザーを
追加溶接し、ブラックでコーティング。
マフラーはナイトロレーシング ウェルドクラフト3Dチタンの
エキゾーストに、グレネードチタンV‐Ⅲのコンボ。
重厚感と高品質さの 二つを併せ持ったリア回りを意識しました。
現行水冷車と最も大きく違うのが この空冷エンジンでしょう。
空冷2バルブ4気筒エンジン・・・
なんてったって、これこそが〝Z” ですよね!!
エンジンもフルオーバーホールに加えて、通常メニューよりも
アップグレードな内容になっております。
街中でのトルク、高速での加速、全域で扱いやすく 乗りやすい
エンジンフィールに仕上げてあります。
RCM-484 Z1‐R・・・
このクラスのRCMともなると、さすがに3~4ヵ月間では
造る事ができず、何だかんだ 半年以上かかってしまいました。
でも完成してみれば 回りから「センスが良い!」との高評価。
オーナー T・Oさんの色使いが ハイセンスで、高級感のある
実にRCMらしいマシンになったと思います ♪
残念ながらZ1‐Rも 数が減って高値になってしまいましたが
サンクチュアリーのRCMは 可能な限り 製作し続けますから
まだまだ空冷Zへの夢を あきらめないで頂きたい・・・
こんなマシンが いつもそばに在ったら、嬉しいだろうし (^^)v
T・Oさ~んっ!
明日 検査・登録をして、旭川からナンバープレートが来るのが
たぶん 30日になるかと思いますんで、そこからETC付けて
ロードテストしますんで、配送は8月中旬になるかと思います。
今までお時間かかりまして 申し訳ありませんでした <(_ _)>
ラストスパートに入りますんで、よろしくお願いしますね~っ!
【終わり】