こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
北海道は旭川の T・O さんから、オーダー頂きました Z1‐R
RCM-484 (その5)です!
これより車体の立ち上げに入りますが、シングルシート仕様の
マシンは それに伴う下準備作業が多く、ここまで随分と時間が
掛かりました。
まぁ~ でも、この下準備の完成度さえ高ければ ここから先は
順調に進むと言う 計画的なもの・・・
故に ここまでの数ヵ月間は、非常に重要な工程だったんです。
もちろん、ここからの全てがボルトオンで組み立てられて行く
訳ではありません・・・
ただ しっかりした計画的な基礎があれば、そこに足していく
作業や加工は イメージした通りのプロセスで進むもの・・・
まだ先は長いですが、楽しい工程の始まりでもあります (^^)/
SCULPTURE製 SPステムKITは、T・Oさんのリクエストで
シルバーアルマイトをチョイス!
ブラックの渋さも捨てがたいですが、シルバーは印影感が前面に
出ていて かなりメカニカルな印象ですね!
トップブリッジだけは オーダーカラーにする為、現在アルマイト
処理工程に行っており、来週には戻って来る事でしょう。
ブロックピース スタビライザーが溶接された SCULPTURE製
スイングアームは、ブラックでコーティング。
アームに付属されている クロモリ中空リアアクスルシャフトの
無電解ニッケルメッキが鈍い輝きで、対照的なコントラストが
削り出しパーツの質感と相まって かなりブコツに見える・・・
カッコ よろし (^^)v
トップブリッジがないので フロントフォークのセット位置を
測りながら、フロント回りを組み付けました。
ZRX1200用ホイールで 17インチ化しているのですが
210mmスパンの左右フォークピッチに対応した 弱ロングの
フロントアクスルシャフトが必要で、これも SCULPTURE製で
クロモリ中空シャフトがラインナップされており、かゆい所に
手が届くパーツが常にあって とても生産効率がいいんですわ ♪
昨年からバックオーダーになっていた ビーター製アルミタンクも
つい先日 納品されて来ています。
“A16”のワンオフスペシャルタンクだけは 社内で製作しないと
なりませんけど、Z1‐Rタイプのタンクであれば、これはもう
ビーターさんに外注依頼して購入した方が 早いし、楽! (^^;)
大変 助かっております <(_ _)>
ハンドルは デイトナ製アルミセパレートの ストレートバー・・・
このハンドルも RCMにおいては欠かせない存在になりました。
デイトナさんは他にも、ご存知 RCMコンセプトCOZYシートを
リリースされてますが それはあくまでもデイトナさんオリジナルの
ラインナップ製品で 一般に市販されているもの・・・
RCMのロゴは お貸しているもので、自分達サンクチュアリーも
デイトナさんから普通に購入している 外注製品なんです。
このRCM-484は、オーナー T・Oさんの 熱い・・・
いや メチャメチャ熱い情熱から、相当アップグレードな仕様に
なる RCM!
その一つである アッパーカウルのフレーム固定式ブラケットを
単品製作するべく、中村の愛機 RCM USA A16R‐001の
図面をベースに RCM-484向きへとアレンジしました。
と 言う訳で、キャドでなく 手書き図面なんだけど・・・ (;^ω^)
先々 お見せしたいと思いますので、しばしお待ちを ♪
そして中村は アセチレンに点火・・・
これよりアルミの ワンオフシートレールを造らねばなりません。
こういった加工系のワンオフ物は カスタマイジングを行う上で
欠かす事の出来ないアイデンティティーでもあり、社内の工場で
全てをこなすのが 基本・・・
パイプや板材を 曲げたり 溶接したりするのは、もちろん
各部の耐久性や整備性など、機能に加えて カッコ良さをも!
造り込んで行きたいと思います。
T・Oさ~ん!
次回より だんだん、バイクらしさが増して行きますからね~っ!